ロードバイクのあれこれ(体験談)

ロードバイクを乗って6年になります。実際に経験してみて分かったことやロードバイクに関する疑問などをまとめていきます。

夏の熱中症対策におすすめアイテム アイスタオルで暑さを和らげよう

これから暑さも本格的になってきます。

スポーツ全般に言えることですが、夏のロードバイクはかなり過酷なものになります。

実は、昨年の9月上旬に、那須ロングライドというロードバイクイベントに出場しましたが、晴天という高気温の状況のなか、約100km地点で熱中症になってしまいました。

熱中症による頭痛などの体調不良で、残念ながら完走することができませんでした。

実体験からすると、ロードバイク熱中症対策としては、ズバリ「首」がポイントだと思います。

ロードバイクは、インナーキャップとヘルメットはすでに着用しているので、直射日光を浴びる部位は「首」なんです。私が熱中症になったときも、首が熱くなっていたことを自覚していました。

ということで、「首をいかに冷やすか」これが重要になります。検討した結果、皆さんにおすすめするのがアイスタオルです。 

タオルの生地はどんなタイプがあるの?

アイスタオルで商品検索をすると、たくさんの候補商品が表示されますが、タオル生地の素材は大きく分けて2種類あります。普通のタオル地の薄手素材のようなさらさら感のあるアイスタオルと、スイムタオル(セームタオルとも言います)のような吸収性に優れたタオルです。

どちらのタオルが良いかは、個人の好き嫌いによるところですが、私がオススメするのはスイムタオルのような吸水性に優れたタオルです。

どちらもアイスタオルとして売られていますが、体を冷やすことに着目すれば、吸水性に優れたスイムタオルのほうがより優れているように感じました。どちらもポリエステルやナイロンを使用しているようなので、見た目で生地を確認しなければ違いが判らないので注意してください。アイスタオルの商品検索は「アイスタオル」「冷却タオル」「冷感タオル」「冷え冷えタオル」「クールタオル」などが候補として挙げられます。

 

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☝こちらの画像は、私がおすすめするスイムタオルの生地になります。水で濡らさないとカラッと乾燥しており硬くなっています。濡らさないと使い物になりませんが、使用前に水で十分に濡らし、軽く絞る程度でたくさん水分を含んだ状態で首にかけておけば、ひんやりした状態が何時間も持続します。冷えた状態の持続時間は、次にご紹介するさらさらタオルよりも、こちらのスイムタオルのほうが優れていると感じました。

 

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☝この画像は、さらさら感のあるタオル生地になります。この種類のタオルは非常に多くの類似商品がありますが、ほとんどの商品はmade in Chinaですし、値段も同等の範囲ですので、機能性はさほど変わらないかと思います。画像を見てわかるように、メッシュ地になっており、速乾性に優れているように見えますが、このタオルも水で濡らした状態で使用します。

 

スイムタオル生地と、さらさらメッシュ生地タオルで使い方は違うのか?

スイムタオル生地は、乾燥した状態だとカラカラに硬くなっています。使用前には必ず多量の水に濡らして、十分に水分を含ませる必要があります。家を出るときや、レースなどのイベント会場、休憩ポイントのコンビニやトイレなど、水道設備に困ることはありません。重要なポイントは、タオルに極力水分を残すように強く絞らないこと。水が垂れない程度に軽く絞れば十分です。これで、ライド途中で2、3時間は効果が持続します。夏の猛暑ですから、4、5時間を休憩なしで自転車を乗り続けることはないと思いますが、タオルを冷たく保つためにはとにかく乾燥を避けることです。休憩ポイントでタオルを再度濡らしましょう。基本的には冷んやりした状態がずっと続きますので、首にタオルをまいたり、首にかけてタオル端を襟元に入れておくと快適です。

 一方で、メッシュ生地のタオルはちょっと使い方が違います。

メッシュ生地に場合は、水で濡らすところまでは同じですが、濡らした後にタオルを振って風に当てる必要があります。ただ、濡らしただけでは、そんなに冷たく感じませんが、タオルを2、3回程度振ると、ひんやり冷たくなります。ただ、冷んやりの継続時間は長くありません。冷却感を味わいたいのであれば、タオルを振る必要があります。また、メッシュ地のタオルは仮に乾燥しても柔らかいですし、サラサラしていますので、イメージとしては、普通のスポーツタオルに冷却効果が備わったものとご理解いただければと思います。タオルの濡らし方もプールタオル生地に比べれば、水分をそこまで必要とするわけでもありませんので、硬く絞っても大丈夫です。

 

実際にどちらのタイプが冷んやりするのか?

あくまで個人的な感想ですが、実際に使用してみて、スイムタオルの方が冷却効果はあるように感じます。2、3時間くらいはひんやり冷たい状態が持続します。なお、ライド途中でスイムタオルが乾燥することはありません。汗を吸っていますし、ウェットな状態は維持できるため、柔らかいままのスイムタオルですので、「ライド途中で水分が蒸発してタオルが硬くなるんじゃないか?」という心配はいりません。

さらさらメッシュ生地は、濡らして振った後のひんやり感は優れていますが、すぐに冷却感はなくなります。冷んやりを味わいたいのであれば、定期的にタオルを振らなければなりません。

 

どちらのアイスタオルにしようか迷っている方は参考にしていただければと思います。

ただ、どちらのアイスタオルにしても言えることは、アイスタオルで首を保護していること自体が、熱中症の危険を回避できます。つまりどちらにしても熱中症対策としての一定の役割は果たせます。

熱中症は、違和感を感じてからの対応では手遅れです。アイスタオルなどで事前予防を行いましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。