ロードバイクのあれこれ(体験談)

ロードバイクを乗って6年になります。実際に経験してみて分かったことやロードバイクに関する疑問などをまとめていきます。

ロードバイクで淡路島を一周してみた【実践編】(神戸空港経由で1泊プラン)

今回は、兵庫県の淡路島をロードバイクで1周しましたのでレポートします。なお、アワイチしたのは2017年4月23日と24日の1泊2日のスケジュールです。

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私は茨城県に住んでいますので、茨城空港から神戸空港までは飛行機で、神戸空港から明石駅までは電車で、そして明石駅からは淡路ジェノバラインという高速船で淡路島へ行きました

前回の記事は、アワイチの計画編として書きましたが、今回は実践編としてお送りします。ちなみに計画編はこちら↓↓↓の記事をご参照ください。 

roadbike-chukemaru.hatenablog.jp

  

実際に淡路島を1周(アワイチ)してみた【実践編】

さて、計画編でアワイチのスケジュールを立てましたが、最終的なプランは下記のとおりです。

 

【1日目】

時間 内容 備考
6:15 自宅を出発  
7:15 茨城空港到着 搭乗手続き
8:05 茨城空港離陸  
9:20 神戸空港着陸  
10:00 神戸空港を出発 神戸空港駅三宮駅(私鉄:ポートライナー三宮駅明石駅(JR)
11:00 明石駅に到着 昼食(明石焼き:きむらや、たこ磯、多幸)
12:00 淡路ジェノバライン 出発時刻11:10、11:40、12:20、13:00
13:00 アワイチスタート  
14:00    
15:00    
16:00    
17:00    
18:00 ホテル到着 休暇村 南淡路に宿泊
19:00 温泉、食事  
20:00    
21:00    
22:00 就寝  

 

【2日目】

時間 内容 備考
6:00 起床  
7:00 朝食  
8:00 アワイチ再開  
9:00    
10:00    
11:00    
12:00 アワイチゴール  
13:00 淡路ジェノバライン 出発時刻11:20、12:00、12:40、13:20
14:00 明石駅三宮駅 ヤマト便は(明石魚の棚センター、鷹取駅近く、神戸三宮センター街のいずれかを利用)
15:00 神戸市内を観光  
16:00    
17:00    
18:00 神戸空港到着 搭乗手続き
18:45 神戸空港離陸  
20:00 茨城空港到着  
21:00 自宅に到着  

 

計画編のスケジュールより詳細な内容となっています。なお、当初は神戸空港から明石市まで自走する予定でしたが、時間に余裕を持たせるため、明石駅までは電車を利用しました。

もしアワイチするのに強風で、しかも向かい風となれば、、、と想像してしまい、とりあえず明石駅までは電車を利用して体力を温存することにしました。ちなみにアワイチ当日の風は2m/sくらいだったので、サイクリングへの影響はありませんでした。

それから、宿泊ですが、予約しないで休暇村 南淡路に泊まろうと思っていましたが、空き状況を調べたところ、ほぼ満室状態だったので、前日に予約をしました。

結果としてコレといったトラブルもなく、上記のスケジュールのとおりに実行できました。それでは以降ではアワイチを詳細にレポートしますので、少しでも参考になればと思います。

 

アワイチ 1日目

 さて、茨城空港の離陸時間が8:05分なので、余裕をもって自宅を出発します。なお、ロードバイクですが損傷しないようにプチプチの緩衝材でフレームやディレーラーなどを保護したうえで輪行袋に入れています

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茨城空港に到着し、預け荷物の検査を受けました。サイズが大きくて機械でのスキャンができないため、係員が輪行袋のなかを目視しました。検査終了後、万が一に備えて従価料金を50万円にしてもらいました。数百円の料金が発生しますが、航空会社の過失によってロードバイクが損傷した場合の補償となります。ただし、丁寧に扱ったとしてもやむを得ず損傷した場合などは免責となるようですので、それでも構わない旨の署名をさせられます。よって、自身での十分な梱包対策が必要です。

 

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☝午前9:20に神戸空港に到着しました。

ロードバイクは係員から直接手渡しで受け取りました。早速、空港に直結した神戸空港駅から明石駅に向けて電車で移動します。幸いなことに電車は空席が目立ちます。輪行袋のような大きな荷物も誰の迷惑にもならないくらい空いていました。

電車での移動時間は1時間程度です。三宮駅で乗り換えが必要になります。

 

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☝午前11:00に明石駅に到着しました。

明石名物の明石焼き、美味しいです。明石駅から歩いて2,3分にある魚の棚という商店街の「たこ磯」というお店です。有名なお店なので、お昼時はかなり並びます。私は11時過ぎに行ったので、10分くらい並んでお店に入れました。

 

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☝昼食後、淡路ジェノバラインの乗り場に向かいます。明石駅から400mくらいしか離れていませんので、輪行袋を担ぎながら徒歩で移動します。

 

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☝明石乗り場の写真です。コインロッカーがあるので、ここで自転車を組み立てようかと思いましたが、淡路島の岩屋乗り場にもコインロッカーがあると聞いたので、輪行袋のまま船に持ち込みます。

ちなみに、自転車を船に持ち込む場合は、輪行袋であろうと別途自転車料金が発生しました。

 

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☝午前11:40にジェノバラインに乗ります。けっこう大きな船です。

ロードバイク輪行袋に入れたままなので、室内に持ち込みました。私の他にもローディーがいましたが、すでに組み立ててある状態のため、ロードバイクは船の後部にあるデッキに駐輪していました。

 

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ジェノバラインからの写真です。明石海峡大橋をくぐります。豆知識ですが、明石海峡大橋は、世界最長の吊り橋で、全長3,911mにもなります。写真に写っている島が「淡路島」です。

  

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ジェノバラインに乗って13分で淡路島に上陸しました。岩屋乗り場の建物内のコインロッカーを利用します。輪行袋や緩衝材など使わないものはコインロッカーに預けます。

邪魔にならないようスペースの端っこでせっせとロードバイクを組み立てます。

 

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☝午前12:30 アワイチスタートです。

1日目のゴール地点は、宿泊地の「休暇村 南淡路」です。ちょうど80km地点になります。

 

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 ☝出発して数百メートルでコンビニがあります。淡路島の多くのコンビニでは空気入れを無料で貸してくれます。私も空気入れを借りて、タイヤ圧を整えます。それからスポーツドリンクを購入しました。

 

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☝3km地点です。

いかにも「淡路島へようこそ」的な風景です。走っていて気持ち良いですが、自動車の交通量がけっこうあります。

 

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☝8km地点です。

観音像が見えます。正式名称は「世界平和大観音像」といいます。高さは約100mありますので、かなり目立ちます。

 

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☝27km地点です。

アワイチをスタートしてちょうど1時間が経ちました。ここで淡路市から洲本市(すもと)に入ります。

 

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☝36km地点です。

洲本市に入ると、自動車の交通量がけっこう減ります。

 

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☝43km地点です。

私はサイクルナビを持参していたので迷いませんでしたが、ここは右の道へ進んでください。淡路島の外周を走るとなると、ついつい左折したくなるとことですが、ここは右折です。ご注意ください。そして、ここからが登坂の始まりです

 

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☝47km地点です。

上り坂と下り坂が繰り返されるなか、ふと現れるのが「ナゾのパラダイス」です。道沿いからも中を覗くことができましたが、言葉でどう表現したらいいのか分かりません。まさに謎です。

 

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☝49km地点です。「いつまで登りが続くんじゃい!」とひとりツッコミしたくなる。でも、10%にも満たない登坂なので、息を整えながら走れます。

 

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☝52km地点です。

山道を抜けて、やっと淡路島の南側までやってきました。山の景色から一転して海岸線を一気に走り抜けます。とは言ってみたものの、体力を温存すべく、たらたら走ります。海岸線沿いを西側に向けて走ります。

 

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☝67km地点です。

ここから少し登坂になります。正確には分かりませんが、10%を超える上り坂となります。疲れたので、登坂の途中で一度休憩しました。まさか、このポイントで坂があるとは思っていませんでした。予想外に体力を消耗してしまいました。

 

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☝69km地点です。

上り坂で一気に体力が失われました。コンビニは近くになく、自販機でコーラを一気飲みします。

 

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☝74km地点です。

平坦地が続きます。歩道には水仙でしょうか、お花が植えられています。のどかな田舎の風景に癒されます。さぁ、間もなく80km地点です。脚力もそろそろ限界です。

 

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☝77km地点です。

淡路島よ、ちょっと待ってくれ!こんなに上り坂が多いなんて聞いてないって(泣)

またまた10%超えの登り坂が続きます。

悔しいですが、ここで足をつきました。100mほど歩きます。

 

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☝79km地点です。道の駅がありますが、体力が限界に達しているため、立ち寄る余力もありません。すでに時刻は17時を過ぎており、暗くなる前にホテルに到着したいのでスルーします。

 

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☝81km地点です。

本日の宿「休暇村 南淡路」です。17:30に到着しました。

 

1日目のサイクリングはここまでとします。サイクルデータは下記のとおりです。

走行距離:81km

走行時間:3時間37分

平均速度:22.3km/h

経過時間:4時間40分

 

予想外の登坂の多さに体力も限界です。

温泉に入って、美味しい夕食をいただき、疲れた体を癒します。

 

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☝淡路島といえば玉ねぎ!玉ねぎ料理が豊富です。玉ねぎのスライス、玉ねぎの天ぷら、玉ねぎピザ、玉ねぎスープ、玉ねぎジュースまであります。 

 

アワイチ 2日目

温泉に浸かり、ホテルでゆっくり休みましたので、体に疲労感はあまり残っていません。午前6時に起床し、午前7時にホテルで朝食を摂りました。アワイチ2日目、頑張ります。

 

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☝午前8:00に2日目のサイクリングスタートです。「休暇村 南淡路」を出発します。残り約70kmですので、お昼までにゴールできるよう頑張ります。

 

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 ☝85km地点です。うずしおが有名な鳴門海峡です。橋の向こう岸は徳島県になります。

ホテルからわずか5kmの距離ですが、登りと下りの繰り返しが続きました

 

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☝91km地点です。しばらく山道が続き、登りと下りの繰り返しでしたが、やっと瀬戸内海が姿をあらわしました。ここからは、海沿いの平地を走り抜けます

 

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☝105km地点です。五色町という地区で、海とてもキレイです。平坦な道が続きます。

 

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☝115km地点です。やっと淡路市に戻ってきました。景色は最高ですが、ここからゴールまで交通量が多くなりました。トラックも多く走るので注意して走行してください。

 

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 ☝115km地点です。見てください、この景色!キレイな海と山が広がります。これからこの海岸線を走るなんて、本当に来てよかったと思います。

 

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 ☝123km地点です。多賀という地区にある公園です。ここで休憩をとります。

 

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☝130km地点です。今までのコースとは違って街中にやってきました。ゴールの兆しでしょうか。嬉しいやら寂しいやらです。

 

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 ☝145km地点です。明石海峡が見えてきました。

 

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 ☝150km地点です。午前11:40にアワイチ達成です。淡路ジェノバラインの岩屋乗り場に到着しました。

 

2日目のサイクルデータは下記のとおりです。

走行距離:71km

走行時間:3時間10分

平均速度:22.2km/h

経過時間:3時間40分

 

達成感を噛みしめながら、早々にロードバイク輪行袋に片付けます。着替えはトイレで済ませます。

 

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 ☝淡路ジェノバライン明石市へ戻ります。12:40の出発です。

 

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淡路ジェノバライン明石乗り場から徒歩2,3分のところに「クロネコヤマト 魚の棚センター」があります

復路はヤマト便を利用して、自宅近くの営業所まで配送をお願いします。1日か2日で届くようです。ロードバイクの保険をかけても料金はわずか2,500円です。

あとは、バックパックひとつで飛行機に乗るだけです。帰りの飛行機は18:45のフライトなので、午後は神戸市内を観光します。ロードバイクをヤマト便に預けましたので、移動がとても楽です

 

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B級グルメのそばめしを食す。 

 

実際にアワイチして分かったこと:まとめ

さて、タイムスケジュールはほぼ計画通りに行きましたが、実際に淡路島を一周(アワイチ)してみて分かったことを下記のとおりまとめました。

 

予想以上に坂が多くてキツイです(獲得標高1,320m)

・1泊するなら、最低でも10リットル容量のバックが必要

・ 淡路島の北側は自動車の交通量が多いですが、それ以外は交通量はほとんどなく走りやすいです。

・海がとてもキレイです。景色に感激します。

・淡路島の南側にはコンビニすらありません(自販機はあります)。

 

記録:合計8時間20分、走行のみ6時間47分。

 

アワイチ150kmコースはかなり走り応えがありました。体力に自信がなかったり、早朝からスタートできない場合は、1泊2日のプランを立てるのもオススメです。中間地点で宿泊すれば疲れをリセットできます。

初めて淡路島に行きましたが、景色がキレイで自然がいっぱいの島でした。ロードバイクコースとして人気であることにも納得です。

今回のアワイチは一人で行きましたが、意外と一人で来られているローディーは多かったです。むしろ、2,3人で走っているローディーの方が少なかったように思います。いずれにしても、アワイチ最高でした。神戸空港を利用してアワイチをご検討されている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。