ロードバイクのあれこれ(体験談)

ロードバイクを乗って6年になります。実際に経験してみて分かったことやロードバイクに関する疑問などをまとめていきます。

予算10万円でミニベロ(2017年モデル)を買う。オススメの20台から悩みぬいて選んだ究極の1台~RENAULT ULTRA LIGHT 7~

ミニベロが欲しくて長期間(半年くらい)いろんなミニベロを調べました。定番のDAHONからはじまり、GIANTなど多種多様なミニベロ20車種を調べました。そして、悩みに悩んだあげく、やっと1台に絞ることができました。

今回は、調べたミニベロと、最終的に購入した究極の1台をご紹介します。

結論からいうと、私が選んだ究極の1台は、ルノー『ウルトラライト7』です。

 え?なんで?自動車メーカーの名前のやつじゃん!?究極の一台のわけないじゃん!?

⇧はいはい、聞こえてきますよ、こんな声が。。

正直、自分でもはじめは候補にもあがっていなかったミニベロなので、最終的にルノー『ウルトラライト7』に決定したのは、自分でも驚いたのが本音です。

一応、私もサイクリストの端くれです。過去にミニベロを使っていた時期もありますし、現在もロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイクを所有しています。一般的に自動車メーカーの名前が入ったミニベロが高品質でないことは世間でも知られています。しかし、ルノーのミニベロは格が違います。とりあえず作ってみたミニベロではありません。よく分からない部品をかき集めて作った自転車とは次元が違います。

ルノー『ウルトラライト7』は利便性最高レベル、かつ、ハイパフォーマンスなミニベロなんです。後半にはそれをたっぷりとご説明します。

ということで、候補としたミニベロを解説しながら、後悔しないミニベロ選びを伝授します。

 

目次 

ロードバイククロスバイクを持っているのにミニベロが欲しくなった理由

私の趣味はロードバイクです。休日は100km以上走ったりします。ということで、もともと自転車は好きなんですが、ロードバイクは街乗りや短距離には向きません。10kmとかだったら、とてもじゃないですけどロードバイクに乗る気がしません。ペダルだってビンディングだから専用のシューズだし、なんというか気軽に乗るものじゃないんです。

一応セカンドバイクとして、クロスバイクも所有しています。ご近所や10kmくらいだったらいつもクロスバイクを使っています。

 しかし、最近になって強く思うことがあります。

クロスバイクは持ち運びができない』

できれば、自動車や電車で外出したときも、外出先で『自転車があれば便利なのに』というときは多いと思います。でも、クロスバイクは持ち運ぶことはできません。厳密にいえばできますよ、自動車のセカンドシートを倒せばクロスバイク乗りますよ、でもそんなことしたら家族全員が車に乗れないし。電車だってやろうと思えばできますよ。輪行ってやつです。前輪と後輪を外して。。。

でも、そんなの面倒なんです。非日常的なパターンです。やる前から面倒くさいと思った時点で、そんなの続くわけがありません。

もっと気軽に持ち運びたいんです。

 それから、最近子どもと自転車に乗って遊ぶことが多いんですが、クロスバイクだと子どもとペースが合わないんです。これが意外としんどい。いっそのことランニングの方が楽じゃないかと思うくらい。 

 そんなことで、もっと身近に自転車を置きたい。ちょっとした外出先や旅行先いろいろなシチュエーションでも自転車が乗りたい。クロスバイクよりももっと利便性を高めたい。そう考えて、ロードバイクMTBも持っていることだしクロスバイクを手放す決心をしました。そして同時に決心しました。

『ミニベロを買おう』

『ミニベロがそんな思いを叶えてくれる』

『ちなみに予算は10万円を上限に設定します。キリがありませんので。』

 ミニベロを買おうと思っている方は、どういったシチュエーションでミニベロを乗るのでしょうか?できるだけ具体化しておくことが失敗しないミニベロ購入のための秘訣です。一言でミニベロといっても、意外と目的別に種類が分かれています。私の場合、ミニベロを買う目的をきちんと設定したつもりでしたが、結果的にはかなり遠回りしてしまいました。どういったシーンでミニベロを使うのか、何のためにミニベロが欲しいのか、クロスバイクロードバイクじゃ本当にダメなのか?そこら辺の前提をきちんと整理することが欲しいミニベロに出会う近道かと思います。

  

 折りたたみ式は、デメリットが多い?

 さて、いろいろとミニベロについて調べましたが、一概にミニベロといっても多種多様にあるんですね。たとえば、調べているうちに、ミニベロといっても『折りたたみ式か、そうでないか』に大別できることが分かりました。

ミニベロを買う決心をしてからしばらくの間、折りたためるかどうかということはあまり考えませんでした。漠然とですが『折りたためるならそれに越したことはない』くらいに思っていました。

しかし、実は、折りたたみ式のミニベロにはデメリットがあることが分かりました。

『折りたたみ式は、重量が重くなりがち、走行性能が悪くなりがち』

ミニベロといえば、漕ぎ出しが軽く、キビキビ動いてくれるイメージがありますが、軽快な走りを実現するためには、車体の重量は大きく影響します。ロードバイクでもそうですが、ミニベロをカスタムする目的のひとつに自転車の軽量化が挙げられます。自転車が軽くなると物理的に考えれば容易にイメージできますが、スピードを出すために要するパワーは小さくて済むわけです。

折りたたみ式の自転車は、一般的に折りたたみでない自転車に比べて重量が重くなります。重量が重いと、持ち運びのみならず、走行性能にも影響を及ぼします。

言ってみれば、折りたたみ式にすることによって、自転車の重量や走行性能を犠牲にしているということになります。

参考:

折りたたみ自転車のメリットとデメリットと注意点|折りたたみ自転車ナビ《ふぃるらん》選び方や比較など

 そこで、第一段階として折りたたみでない自転車だったら何にするかを検討してみました

 

検討したミニベロ(非折りたたみ式)

第一段階として検討したのは、下記のミニベロです。なお、定価については消費税10%込みで記載しています。

メーカー モデル 定価
ジャイアン イディオム 0 132,000円
ルイガノ MV 2 PRO 84,700円
ジオス フェルーカ 98,780円
ブルーノ Minivelo 20 Road Drop 94,600円
キャノンデール フーリガン 1 121,000円
ライトウェイ グレイシア SW 85,580円

   

【GIANT IDIOM 0】 

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  出典:(Giant Bicycle)

まずご紹介するのが、ジャイアント イディオム ゼロ』です。台湾の超巨大自転車メーカーだけあって、コスパは最強ではないでしょうか。詳しくは公式HPで確認してもらいたいですが、フォークがカーボンというところが凄い。ミニベロって乗り味が基本的に硬いですが、カーボンのおかげで柔らかさが出ます。それからコンポがSHIMANO TIAGRAです。そんでもってタイヤも20インチ。しかも重量もわずか9.2kgです。もはやミニベロの域を超えた走行が可能となるのではないでしょうか。ドロップハンドルですし、ミニベロのなかではロングライド向きなモデルです。このスペックなら文句の付けようがないと思います。定価は12万円ですが、実売価格は10万円程度かと思いますので、候補のひとつにしました。

idiom 0のデメリットとしては、2017年モデルでいえば、カラーがブルーしかないこと。それからミニベロにしては洒落っ気がないと思います。お洒落なミニベロというよりは、スポーツミニベロといった位置づけと考えていいでしょう。もし、セカンドとしてでなく、自転車を1台しか所有できないのであれば、これを買っていたかも知れません。

 

ルイガノ MV 2 PRO】

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  出典:(LOUIS GARNEAU

ルイガノLOUIS GARNEAU)は、カナダの自転車メーカーです。これもタイヤサイズは20インチになります。フレームはアルミになりますが、フロントフォークの部分にショックを吸収するサスペンションのようなものが付いています。コンポはSHIMANO CLARISになりますので、やはりGIANT IDIOM 0からすれば性能的には劣るかと思いますが、定価84,700円(税込)を考えれば納得できるかと思います。それからディスクブレーキというもの特徴かと思います。ルイガノというだけあって、お洒落なスタイルかと思いますし、自転車としての性能も悪くはないと思います。重量が11.3kgで決して軽いとは言えませんが、値段相応といったところだと思います。基本的には街乗りだけど、たまにはロングライドもしたいユーザーには良いかもしれません。

 

【ジオス FELUCA】

GIOS(ジオス) ミニベロ FELUCA PISTA GIOS BLUE 480mm

ジオス(GIOS)のフェルーカになります。イタリアの自転車メーカー(製造は台湾のようです)で、ジオスといえばブルーカラーが有名です。俗に『ジオスブルー』と呼ばれています。特徴としては、フレームの素材がクロモリであるため、アルミに比べて乗り味は柔らかいかと思います。クロモリって一般的には重量が重くなる傾向がありますが、フェルーカはわずか10.5kgで普通のアルミのミニベロに劣りません。 コンポもSHIMANO SORAになりますので、まずまずといったところでしょうか。個人的なイメージですが、ジオスのミニベロを買う方は、性能云々よりも、見た目重視で買う方が多いような気がします。この輝かしい青は他にはないですからね。ジオスは、ミニベロも数多く扱っていますので、フェルーカが気になる方は他のモデル(アンティーコなど)との比較も十分にした方がいいでしょう。

GIOS(ジオス) ミニベロ FELUCA(フェルーカ) 2017モデル 小径車 (ジオスブルー) 48サイズ

 

【BRUNO Minivelo 20 Road Drop

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  出典:(BRUNO BIKE)

はい、来ました、ブルーノ!おしゃれミニベロの代表格です。女性でも乗っている方は多いかと思います。実は、ブルーノはオシャレなだけじゃありません。きちんと『旅』のための自転車として設計しているため、操作性と乗り心地を両立しています。

イメージとしては、ガツガツしていないふんわりしたナチュラルテイストな感じですが、街乗りのみならず、効率的なペダリングが可能となるよう独自のダイレクトマウントを採用し、ロングライドも十分に対応した設計になっています。ブレーキはカンチブレーキを採用し、ドロップハンドルですが、なんとフラットバー部分にもブレーキがあります。定価は94,600円(税込)になります。公式HPによると、このモデルは50kmくらいまでのサイクリングを想定して設計しているようです。

クラシカルな雰囲気を出すためか、アチェンジがレバータイプになっているのが個人的には難点ですが、旅好きな人も多く乗っているため、カスタム情報も豊富かと思います。スピーディに攻めの走りをするというよりは、気分的にのんびり走りたい方に人気なミニベロかと思います。一度は乗ってみたいミニベロのひとつです。

 

 【CANNONDALE HOOLIGAN 1】

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  出典:(cannondale)

 キャノンデールフーリガンになります。キャノンデールアメリカの自転車メーカーで、アルミフレームの代名詞でもありますが、フーリガンの特徴といえば、やはりフォークが片方しかないことでしょう。人目を引くこと間違いなしです。もうひとつの特徴としては、内装3段ギアということでしょうか。ブレーキは、ディスクブレーキを採用し、見た目からしても少しゴツイ感じがするので男っぽいというかMTB的な雰囲気があります。定価が121,000円(税込)のため予算オーバーとなりますが、実売価格なら10万円くらいになるかもしれません。片側フォークという斬新なミニベロですので、ご紹介させていただきました。

 

【RITEWAY GLACIER SW】

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  出典:(RITEWAY)

ライトウェイのグレイシア SWになります。ライトウェイは1996年に設立された日本の自転車メーカーで、ミニベロのグレイシアシリーズは2003年に初めて発売されました。一般的にミニベロは路面からの衝撃がライダーに伝わりやすいため、フロントフォーク部分にサスペンションが搭載されています。また、タイヤも太めであり、比較的乗り味は柔らかい印象かと思います。ブレーキはディスクブレーキを採用し、変速は8段ギアとなります。キビキビとスピーディさを求めるというよりは、快適性を重視し、ゆったり乗りたいという方にオススメの1台かと思います。それから、ミニベロのなかには身長180cmまでを想定しているものも結構ありますが、グレイシアは身長155cm~185cmまでという幅広い設計となっています。定価は85,580円(税込)とお手頃な価格設定です。

楽天からの購入も可能です

 

非折りたたみ式の検討結果

これまで上記のように検討してきましたが、ここまでの候補を絞っておきたいと思います。

ミニベロでもスピードを重視したいなら『ジャイアントのイディオム0』です。

高速ライドはしないけどロングライドも視野に入れるなら『ブルーノのMinivelo 20 Road Dropです。

 

ここでミニベロの候補も決着かと思いきや、思わぬ疑問が湧いてきました。

『ミニベロとはいえ、持ち運びが面倒なのではないか?』

前段でもお話しましたが、私はロードバイクも持っています。

仮に高速性能を前面に出したジャイアントのイディオムを買ったところで、ロードバイクの走行性能には及ばない。まぁロードバイクとミニベロを比較となってしまうと、それぞれの持ち味というのがありますし、いろいろご意見もあるかと思いますが、ここで言いたいのは、私の場合はロングライドをするなら、ミニベロではなく、ロードバイクに乗るのではないかというオチです。

これは、ブルーノのミニベロに関しても同じことです。もちろんブルーノにはブルーノの良さがあります。しかし、旅のようなロングライドをするなら、きっと既にロードバイクを持っている私ならロードバイクに乗るでしょう。

ミニベロの方が輪行や持ち運びが楽チンなのでは?という漠然とした思いでしたが、まぁ、この考えは間違ってはないと思います。たしかに、ロードバイクに比べればミニベロの方が小さいですし、ロードバイクと相対的に考えれば楽になるかと思います。

では、本当に自動車や電車や飛行機にミニベロを積む行為は楽チンなのでしょうか?

はじめからコレを考えておけば良かったのですが、結局は、ミニベロも意外と持ち運びは大変だということが分かりました。自動車に積むのだって、自動車の積載量によっては、わざわざタイヤを外す必要が出てきます。ミニベロのフレームサイズって実は思ってた以上に大きいことが分かりました。タイヤを除いたフレームの長さだけでも約1mあります。こんな大きいのを日常的に自動車に入れたり出したりするのか?考えただけでも面倒くさいと思ってしまいました。手間はロードバイクとあまり変わらない気がします。

輪行だって同じです。電車や飛行機での移動のときには、ミニベロをそのまま持ち込めるわけではありません。前輪を外して、後輪を外して、袋に入れて。。うわー、面倒くさい。

そうなんです。ミニベロと言えども、持ち運びが気楽かといえば、気楽じゃないです。なんか、考えただけでも気が重くなってきました。結局ロードバイクと同じじゃないか、何のためにミニベロを買うのか?そうだ、日常的に気楽に自転車を持ち運ぶためだ!それだけは譲れない。

そのためには、やっぱり折りたたみ式にするしかありません。折りたたみ式のミニベロについては、前段でデメリットがあるということに触れましたが、私の場合はデメリットを理解したうえでも、気軽な持ち運びだけは譲れないという考えに至りました。それだけは譲れません。これを妥協してしまっては、もはやミニベロを買う意味を成しません。 

 

【セカンドバイクなら、なおさら折りたためる自転車がいい】

 単にミニベロだからといって、ロードバイククロスバイクより一回りか二回り小さいだけでは、結果的に利便性はあまり変わらないのではないか?

車にだって下手したらセカンドシート倒さなきゃ乗らないし、ましてや電車乗るときなんか絶対に面倒です。ロードバイクなどに比べれば持ち運びも楽かもしれませんが、それでも面倒なものは面倒です。

僕はその『面倒さ』を可能な限り排除したいがために、ミニベロを買うのです。

だったら、もう折りたたみに限定しようという考えに至りました。自動車に積むのも楽だし、電車に乗せるときも楽だし、家の玄関に置いても場所をとらないし、持ち歩くという行為だけで考えれば、折りたためた方が便利です。

ということで、第二段階として折りたたみ式のミニベロを検討しました

 

検討したミニベロ(ミドルサイズの折りたたみ式)

検討したミニベロは下記のとおりです。すみません、予算オーバーしているものもありますが、中古車なら10万円で足りるかもしれません。なお、定価については消費税10%込みで記載しています。

メーカー モデル 定価
KHS F-20R 154,000円
ジャイアン MR4 F 132,000円
ブロンプトン M3L 198,000円
ダホン スピードファルコ 90,200円
ターン Verge N8 90,200円
Pacific Cycles Japan birdy Classic(旧BD-1) 159,500円

 

【KHS F-20R】

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  出典:(KHS Japan

KHSというアメリカの自転車メーカーです。検討したモデルは『F-20R』です。これは、実物を見に行きましたが、まぁとにかくカッコイイです。定価が154,000円(税込)ですが、実店舗でかなり割引されていたので候補のひとつにしてしまいました。

何回でも言いますが、『かっこいい』です。

また、ブルホーンバーというのがそそります。フレームはクロモリ(フォークはアルミ)で、しかもリア側にサスペンションが搭載され、まさにロングライドを想定している設計です。また、一般的に折りたたみ式は重量が重くなりがちですが、11.3kgであれば許容範囲かと思います。

折りたたみ式のミニベロを探し始めて最初に出会ったミニベロがKHSのミニベロでして、一目惚れしてしまい思わず衝動買いしそうでした。予算を少し超えてしまっていて申し訳ないですが、予算に余裕がある方にはオススメの一台です。デメリットとしては、日常的に扱うミニベロという位置づけで考えると、高価であるため取り扱いに少々気を使うところでしょうか。なんか汚しちゃいけないオーラが私には見えます。

 

 【GIANT MR4 F】

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  出典:(Giant Bicycle)

再び出ました、コスパ最強のジャイアンです。これも定価が132,000円(税込)で予算オーバーですが、実売価格だと10万円で買えるかもしれませんのでご紹介します。ジャイアントのミニベロだと、やはりイディオムシリーズが目立っておりますが、実は折りたたみのミニベロも発売されているんです。それがMR4シリーズです。リア部分にサスペンションが付いていますので、乗り味はそこまで硬くないと思いますが、なんとタイヤが24インチなので、他のミニベロに比べるとロードバイクに近い走行性能を味わうことができます。さらに凄いのが、重量が9.8kgしかないんです。もうミニベロというよりは折りたたみ式のロードバイクみたいな感じがします。

デメリットとしては、折りたたみの作業自体は楽なんですが、前輪を外さなければならないという点(クイックリリースなので簡単に外せます)と、折りたたみ後の寸法が結構デカイというのがネックです。

 

ブロンプトン M3L】

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  出典:(BROMPTON/ミズタニ自転車株式会社

ブロンプトンはイギリスの自転車メーカーで、とても高価なので、これを買うなら中古にしようと思っていました。一番下位モデルのM3Lシリーズですら定価は198,000円(税込)ですが、中古ならモノによっては予算10万円でも足ります。

ブロンプトンについては、下記の記事を読んで感動してしまい、中古でもいいという思いで検討した次第です。

参考:

世界最強の実用車ブロンプトンを徹底解説!【折りたたみ自転車】 - あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

ブロンプトンは、とにかく頑丈です。完全に輪行を想定しています。折りたたみ時も外部からの衝撃を想定して設計しているそうです。ブロンプトンはとても高価ですが、実用性の面では他のミニベロの追随を許さない位置にいます。また、タイヤは16インチですが、折りたたみ時の寸法がとても小さいです。W60cm×H58cm×D30cmという他のミニベロに比べるとダントツに小さいです。これです、こういうのを求めていたんです。重量も見た感じは重そうですが、11.6kgとまずまずといったところ。変速は3速になります。

ブロンプトンは愛用者も多く、シリーズも豊富です。また、ハンドルやギアについても選べますので、ユーザーの求める自転車に近いものができるかと思います。予算に余裕があって、ミニベロで輪行をたくさんしたい方にはオススメの1台です。

 

 DAHON Speed Falco】

DAHON(ダホン) 折りたたみ自転車 Speed スピード Falco 8段変速 20インチ クリムゾンレッド 16SPFARD00

DAHON(ダホン)は、アメリカの自転車メーカーで、ミニベロの代名詞ともいえると思います。めちゃめちゃ売れてるみたいです。逆にいえば、他の人とかぶりたくない方は避けた方がいいかもしれませんね。ダホンのミニベロといっても2017年モデルは17種が発売されています。価格設定も5万円弱のものから30万円くらいまでと幅広いです。

ダホンの2019年モデルについては、こちらの記事をご覧ください。

roadbike-chukemaru.hatenablog.jp

今回ご紹介するのは、予算10万円ということで、ダホンのなかでも中間的な位置付けであるSpeed Falcoというモデルになります。定価は90,200円(税込)になります。タイヤは20インチの451を履かせています。実は20インチのタイヤは406と451の2種類があり、タイヤの直径を表しています。言ってみればタイヤの直径が45mm違うわけです。ダホンのミニベロのほとんどが406であるのに対して、Speed Falcoは451を履かしている数少ないミニベロのひとつになります。これによって、スピード維持は楽チンになるかと思います。走行性能は街乗りのみならず、よりスポーティなロングライドが楽しめます。変速8段ですごくいい感じです。

デメリットとしては、重量が12.1kgと決して軽くはないこと、そして折りたたみ時の寸法がW82cm×H66cm×D36cm決して小さくないことでしょうか。

予算10万円でダホンのミニベロが欲しいのであれば、20インチだとSpeed FalcoHorizeBoardwalk D7が候補になるかと思います。今回はその中では1番スピーディーなモデルをご紹介しました。16インチであればCurve D7なんかも折りたたみ寸法がW73cm×H61cm×D34cmともう一回り小さくなりために、持ち運びの利便性を重視する方にはオススメです。

DAHON(ダホン) 折りたたみ自転車 Speed スピード Falco 8段変速 20インチ オブシディアンブラック 16SPFABK00

 

【Tern Verge N8】

tern(ターン) Verge N8 8speed 折りたたみ自転車 2017年モデル 20インチ マットシルバー/コバルト 17VRN8MSBL

DAHONの創業者の息子さんが作ったメーカーがTernです。

予算10万円だとVergeシリーズとLinkシリーズが候補になるかと思いますが、よりスポーティな走りをしたいのであればVergeシリーズになるでしょう。ご紹介するN8モデルは定価90,200円(税込)、上位モデルとしてD9があり、これも10万円を切りますが、タイヤが同じ20インチでも406と451で異なります。10万円以内で考えると、あまりDAHONと性能に大きな違いはないかと思います。重量や折りたたみ時の寸法にもあまり違いはないようです。見た目はスタイリッシュで、カスタムしているユーザーも多いかと思います。

デメリットとして、Ternに関しては価格設定が高めなので、上位モデルは走行性能も優れていますが、N8のような下位モデルは、ジャイアントなんかに比べるとコストパフォーマンスに乏しいように感じます。しかし、ミニベロの代表格であることに間違いはありません。

tern(ターン) Verge N8 8speed 折りたたみ自転車 2017年モデル 20インチ マットシルバー/コバルト 17VRN8MSBL

 

 birdy Classic】

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  出典:(Pacific Cycles Japan)

数年前までは、r&m社の『BD-1』という名前でした。ドイツの自転車メーカーです。2015年にPacific Cycles Japanが設立され、名称もbirdyに変更されました。

定価は159,500円(税込)ですが、スピーディーな走行性能を求めるのであれば、birdyは見逃せません。タイヤが18インチでありながら、重量は10.9kgです。キレのある走りが特徴で、見た目とは裏腹にロングライドも問題ありません。事実、愛好家も多く、birdyで旅をしている方もいます。ホイールベースが長く、かつ、サスペンションも搭載していることから、安定した快適な走りが実現しています。折りたたみ方式が独特で、慣れれば15秒で折りたためてしまうとのこと。

デメリットとしては、やはり高価であることでしょうか。ユーザーも多いことから、中古を狙ってみるのもいいかもしれません。個人的には、いつかは乗ってみたいミニベロのひとつです。予算オーバーなので、今回は断念します。

 

番外編:ドッペルギャンガーはどうなの?

実は、以前ドッペルギャンガーのFXシリーズを買ったことがあります。まだ、自転車についてあまり詳しくない5年くらい前のことです。アマゾンで3万円くらいで売っていて、見た目も普通のママチャリに比べればオシャレな感じでしたので、1台あれば便利かなぁという軽い気持ちで購入しました。結果的に思うことは、ドッペルギャンガーはやはり値段相応です。ご近所用に乗るために買うのであれば、支障はないかと思いますが、これまで紹介してきた自転車とは比べない方がいいです。スポーティーに見えますが、単なる自転車に過ぎません。性能とかは期待しない方がいいです。事実としてドッペルギャンガーの公式サイトを見ても、例えば変速機の説明は「シマノ」としか書いてないんです。実は、シマノの変速機ってかなり種類があって、ピンからキリまであります。単純にシマノ製だからイイというわけではありませんし、どのような部品が備わっているのか不透明です。これは、自転車に少し精通していれば疑問に感じる点かと思います。このことから、おそらくドッペルギャンガーを購入する方はミニベロ初心者か、単に街乗り用と割り切っているかのどちらかだと推測できます。若しくは改造を前提としているか。もし、自転車にあまり詳しくない方でドッペルギャンガーを購入しようとしているのであれば、走行性能や快適性は期待しない方がいいでしょう。倍近くの価格であるダホンが何でこんなに売れているのか、考えればすぐに分かることだと思います。私は、ドッペルギャンガーのFXシリーズを購入して通勤のため往復15kmの距離に使用していましたが、安定性、振動、快適性について満足のいくものではありませんでした。今まで、自転車を買う時に性能なんか気にしなかったので、何も分からずドッペルギャンガーを買ってしまったのですが、価格も安いし仕方ないと割り切って乗っていました。

しかし、自転車が好きになって自転車屋に通うようになった頃、自転車屋の店員に自分が乗っているドッペルギャンガーを批判されたのを機に、ユーザーの方には申し訳ないですが、ドッペルギャンガーに乗っていることすら恥ずかしくなってしまい、売ってしまいました。あくまで個人的な経験からの意見ですのでご参考まで!

 

ミドルサイズの折りたたみ式の検討結果

以上、ミドルサイズの折りたたみ式のミニベロについて検討しましたが、実はそれなりの走行性能をもったミニベロを予算10万円で探すとなると、そもそも選択肢があまりないんですね必然的にダホンとターンが無難な選択になってしまいます。私がこの中で何を乗りたいかといったら、やはり一番コンパクトに持ち運びができるブロンプトンがとても魅力的に感じます。しかし、金額的に高価なため、今回は断念せざるを得ません。ミニベロを買うにあたって予算10万円以内と決めましたので、個人的にはダホンのSpeed Falcoが有力候補です。

   

【本当にミニベロで長距離を走るのか?本当に気軽に持ち運べるか?】

折りたたみ式のミニベロが欲しくて、ダホンのSpeed Falcoを買おうと決心しかけました。

しかし、ここでまた新たな疑問が湧いてきました。

ロードバイクを持っているのに、本当に折りたたみのミニベロでロングライドするのか?

持ち運びはミニベロの方が楽だけど、目的地に到着してサイクリングを始めたら「やっぱりロードバイクを持って来れば良かった。」って後悔するんじゃないか?

これについては、とことん悩みました。具体的に遠方へのサイクリングをシミュレーションしたりしてとにかく悩みました。たとえばサイクリングの聖地である「しまなみ海道」に行くという時に、本当にミニベロで行くのだろうか?

いや、行かないな。連れていくのはロードバイクだな。やはり、サイクリングを目的として輪行する場合は、ロードバイクを持っていくだろうという結論に至りました。面倒ではありますが、ロードバイク輪行袋に入れて飛行機に自ら積むかもしれないし、事前に目的地に配送の手配をするかもしれません。おそらく、サイクリングメインの旅なんて、年に1回、多くて2回だと思います。このたった2回だけを想定してミニベロを選択する必要があるのだろうか。そもそも自転車の旅だと、一日100km以上は走るわけですし、長距離になればなるほどロードバイクとミニベロとの性能の差は大きくなります。どう考えても、ロードバイクを持っているのであれば、輪行の面倒さを考慮してもロードバイクを選択した方が、サイクリングの旅は有意義なものになるだろうと考えました。

よって、私にとってミニベロの位置づけは、『もっと日常的に自転車を乗りたい』を最優先にして選ぶことにしました。これは、あくまでセカンドバイクとしてのミニベロだから言えることかもしれませんが、18インチや20インチのミドルサイズよりも、もっと気軽に持ち運びができるミニベロが欲しいと思うようになりました。

とにかくストレスなく自動車に積める、そして電車や飛行機への持ち込みも極力苦にならないミニベロ、そんな気軽さ抜群のミニベロが欲しいという結論に至りました。そんな利便性こそがミニベロの真骨頂のひとつかと思います。

ということで、第三段階としてスモールサイズの折りたたみ式のミニベロを検討しました

 

検討したミニベロ(スモールサイズの折りたたみ式)

折りたたみ式ミニベロのなかでも比較的コンパクトなモデルを検討してみました。検討したミニベロは下記のとおりです。なお、定価については消費税10%込みで記載しています。

メーカー モデル 重量 定価
ダホン Curve D7 11.6kg 74,800円
ダホン Dove Uno 8.8kg 56,100円
Pacific Cycles Japan キャリーミー 8.4kg 91,850円
ナノー FD-1207 11.5kg 94,600円
A-bike A-bike City 6.79kg 74,800円
ストライダ STRiDA LT 10.6kg 93,500円
ルノー ウルトラライト 7 7.4kg 66,000円
ルノー マグネシウム 14 6.7kg 71,500円

 

DAHON Curve D7】

DAHON(ダホン) Curve D7 7speed 折りたたみ自転車 2017年モデル 16インチ マットブラック 17CVD7BK00

再びダホンの登場です。16インチサイズで、折りたたみ時の寸法はW73cm×H61cm×D34cmです。重量は11.6kgです。変速は7速となります。印象として、すべてが平均点といったところでしょうか。一番重たいギアでのペダル1回転あたりの距離は5.60mです(フロント歯数52÷リア歯数11×タイヤ外周1185mm)ダホン公式サイトのとおり、確かに初めてのミニベロとしてはいいかもしれませんね。このミニベロについては、とても詳しく感想を書いている記事がありましたので、下記をご参考にしてください。

参考:

【長期レポート】折りたたみ自転車「DAHON Curve D7」で6,000kmを走った感想 | 世界にひとつだけのDAHON 

 これといってデメリットはないように感じます。ただ、Curve D7のここがイイっていうのも見つからない。定価74,800円(税込)という他のミニベロに比べて安いということを考えればお買い得だと思います。

DAHON(ダホン) Curve D7 7speed 折りたたみ自転車 2017年モデル 16インチ マットブラック 17CVD7BK00

 

DAHON Dove Uno】

DAHON(ダホン) Dove Uno 14インチ シングルスピード 折りたたみ自転車 2017年モデル クイックシルバー 17DOVESL00

またまたダホンの登場です。種類が多いから仕方ないです。このDove Uno(ダヴ ウノ)というモデルは、タイヤサイズ14インチのコンパクトミニベロとなります。定価は56,500円(税込)でシングルスピードになります。重量は8.8kgあり、折りたたみ時の寸法はW63cm×H55cm×D30cmとブロンプトンとほぼ同じくらい小さくなります。 

ギアの歯数ですが、フロントが42T、リアが11Tになります。『T』というのはtooth(歯)の略語で、フロントに関しては歯数が多いと漕ぐ力は重くなり、リアに関しては歯数が多いと軽くなります。これによって一漕ぎに要するパワーと自転車が進む距離が影響します。42(フロント歯数)÷11(リアの歯数)×1055mm(タイヤ外周)で算出すると、ペダル1回転あたり4.02m進むかと思います。一般的な26インチのママチャリがペダル1回転あたり4.5mくらい進むことを考えると難点と言えるでしょう。

それからデメリットとなるであろう点は、ホイールベースです。実際の数字がわかりませんが、見た感じホイールベースの距離が短そうなので、安定性や快適性が懸念されます。

DAHON(ダホン) Dove Uno 14インチ シングルスピード 折りたたみ自転車 2017年モデル クイックシルバー 17DOVESL00

 

【Carry ME】 

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  出典:(Pacific Cycles Japan)

キャリーミーは、見た目もかなり個性的ですが、なんといっても特徴は折りたたみ時の寸法がW91cm×H32cm×D25cmと高さと奥行きを十分に抑えたことにより、持ち運びが楽チンになることです。定価は91,850円(税込)で、重量は8.4kgと軽量になります。10km程度のサイクリングを前提としているようです。本当にそんな距離乗れるのか心配ですが。非常に持ち運びはしやすいかと思いますが、一方でタイヤが8インチということで乗り味が良いとは言えないこと、段差はキツイかもしれませんね。それから他のコンパクトミニベロと比べると高価であると思います。

楽天からの購入も可能です

 

 【NANOO FD-1207】 

NANOO(ナノー)  折りたたみ自転車 12インチ アルミ製 シマノ7段変速 専用輸行バッグ/トライフレームバッグ付属 ブラック

 NANOO(ナノー)は、イタリアの自転車メーカー(生産は台湾)です。ご紹介するFD-1207はタイヤサイズ12インチになりますが、14インチのサイズも展開しています。ナノーの特徴は、フレームの開閉がわずか5秒ということです。もはやスタンドで自転車を停めるしぐさと同じようにストレスフリーです。キャリーミーよりもタイヤサイズが大きく、ロングホイールベースと低重心な設計であるため、多少乗り味は良いかと思います。折りたたみ時の寸法はW65cm×H100cm×D26cmです。変速が7速というのは嬉しいですが、重量が11.5kgというのがデメリットに感じます。それから価格が約94,600円(税込)と高めです。技術的にもコンパクトさを追求しているため、走行性能の割に高いというのはやむを得ないかもしれません。

NANOO(ナノー) 折りたたみ自転車 12インチ アルミ製 シマノ7段変速 専用輸行バッグ/トライフレームバッグ付属 ブラック

 

A-Bike 日本特別仕様車 

【最新版】A-bike City 日本特別仕様車 コンパクト軽量折り畳み自転車 (前後輪ノーパンクタイヤ)

A-bikeはイギリスの発明家が設計したもので、日本特別仕様車の特徴としては6.79kgという軽量さと公共交通機関での持ち運びが容易なことだと思います。折りたたみ時の寸法はW41cm×H69.5cm×D21.5cmとなります。タイヤが8インチのノーパンクタイヤを採用していますが、スピードを期待してはいけません。軽量なため、漕ぎ出しは軽快かと思いますが、ペダル1回転あたりの距離は3.8mと一般的なママチャリより進みません。とても軽いので魅力的ですが、もう少しスピードが欲しいというのが正直なところです。ちなみに、模倣品が多く出回っているので、ご購入の際にはご注意ください。

【最新版】A-bike City 日本特別仕様車 コンパクト軽量折り畳み自転車 (前後輪ノーパンクタイヤ)

  

STRiDA LT】

STRIDA(ストライダ) 16インチ折りたたみ自転車 シングルスピード アルミフレーム 前後ディスクブレーキ STRIDA LT CREAM

ストライダは、イギリス発祥のコンパクトミニベロになります。見た感じはA-bikeと似ていますが、ストライダの方がタイヤサイズが大きくなります。LTモデルはタイヤ16インチとなりますが、18インチの本格的なミニベロモデルも揃えています。

重量は10.6kgで、折りたたみ時の寸法はW72cm×H113cm×D36cmと縦長になり、数秒で折りたためるそうです。また、チェーンがベルト仕様のため持ちも良く静かです。定価は93,500円(税込)と高めであり、走行性能に期待したいところですが、歯数とタイヤ外周から算出すると、ペダル1回転あたりの距離は3.95mとあまり進まないようです。乗り方、乗り味が独特らしいので、ご購入前に試乗することをオススメします。ストライダの特徴として、なんと身長200cmの方まで対応しています。取扱説明書によると、身長150cm〜175cm、175cm〜200cmとでサドルの取り付け位置が異なるようです。ミニベロって身長180cm又は185cmを上限としているモデルがほとんどなので、長身の方にはもってこいです。なお、2017年モデルはまだ発表されていないようです。2016年モデルが在庫限りでしょうから、今の時期がお買い得かもしれません。

STRIDA(ストライダ) 16インチ折りたたみ自転車 シングルスピード アルミフレーム 前後ディスクブレーキ STRIDA LT CREAM

  

一押し! ルノー ウルトラライト7

RENAULT(ルノー) ULTRA LIGHT 7 ホワイト AL-FDB140 【ウルトラ7 超軽量7.4kg 超小型 14インチ折りたたみ自転車 最軽量クラスモデル登場】 前後Vブレーキシステム搭載 大型クランク採用 高さ調整機能ステム搭載 フロントクイックレリーズハブ 11260-1299

ご紹介する最後のミニベロになります。私の本命であるルノー ウルトラライト7です。特徴としては、なんと重量がわずか7.4kgであること。そして、タイヤサイズが14インチであるにもかかわらず、ペダル1回転あたりの距離は約4.96mママチャリより進むというギア比の設計は魅力的です(フロント歯数47÷リア歯数10×タイヤの外径1055mm)。

しかも、贅沢にVブレーキ搭載です。

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そうなんです、そこらのミニベロとは違うんです、よく出来てます。2016年度試乗会のレポがあり、参考になりました。

参考:

試乗会で体験した、おすすめの折りたたみ自転車5選! - あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

ペダル1回転あたりで進む距離が約5mということで、ママチャリより進むということは、踏み込みが重いのでは?という心配がありますが、7.4kgという驚異的な軽さによって、踏み込みは決して重くはありません。また、折りたたみ時の寸法はW69cm×H59cm×D33cmとブロンプトンDAHON Dove Unoと同じくらい小さいです。ちなみに折りたたむのに30秒くらいかかります。

折りたたむと下記の画像のようになります。シートポストの下部にはゴム処理が施されており、地面との接触によって傷つくのを防止してくれます。

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折りたたみサイズがどれくらい小さいかというと、駅とかのロッカーに入ってしまうサイズだそうです。さらに、100円ショップなどに売っているビッグサイズのバッグに入るそうです。

 参考:

AL-FDB140(AL-FDB14)用の105円輪行袋!?を発見 ルノー14インチ折りたたみ自転車のレビュー(RENAULT AL-FDB140 AL-FDB14)

私も実際に試してみました。セリアという100円ショップで買いました。このバックの寸法はW60cm×H50cm×D30cmです。私のルノー ウルトラライト7はペダルがワンタッチで外せるようカスタムしているため、公式の寸法より奥行きが小さくなりますが、それでもジャストサイズといったところです。 

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これは輪行を想定している方にとっては嬉しいですよね。電車に乗りたくなったら、100円ショップに行ってバッグを買えば済むのですから。それでいてDAHON Dove Unoよりも軽くて、かつ、ペダル1回転あたりの距離に約1mの差があるのであれば、もはやDAHON Dove Unoを選択する理由はないように思います。

はじめは、ルノーってだけで自動車メーカーのミニベロってことで抵抗がありましたが、調べてみるとルノーの自転車はしっかりと考えて設計されていることが分かりました。このスペックで定価66,000円(税込)なんてコスパも良いと思います。ルノーの自転車を取り扱っているジック社では、見た目が似たようなモデルで、ハリークイーンプレミアム6というミニベロを扱っています。チタンを使用し、重量が6.9kgと軽いですが、お値段なんと198,000円(税込)です。実にルノーウルトラライト7との差額は12万円です。この差を考えると、ルノーウルトラライト7のコスパは最強ではないでしょうか。ということで、『持ち運びを気楽にしたい』を優先する方で、10kmくらいの距離しか乗らないのであれば、とてもオススメです。

RENAULT(ルノー) ULTRA LIGHT 7 ホワイト AL-FDB140 【ウルトラ7 超軽量7.4kg 超小型 14インチ折りたたみ自転車 最軽量クラスモデル登場】 前後Vブレーキシステム搭載 大型クランク採用 高さ調整機能ステム搭載 フロントクイックレリーズハブ 11260-1299

ルノーウルトラライト7を究極の1台に選んだ理由は簡単にまとめると、 

・折りたたみ時の寸法が最高レベル

・重量が7.4kgと最高レベル

・ママチャリより早い

これらの理由によって、ミニベロを買う目的であった『日常的に気軽に使える利便性』は当然クリアされ、しかもママチャリより早くて、価格が安い。もう文句ないですよ。正直言いますと、最終的に一回り大きい16インチのDAHON Curve D7と悩んだのですが、重量に4.2kgもの差があるんです。しかもコンパクトにまとまる。ルノーというだけで抵抗を感じるもの分かりますが、実際に調べてみると、上出来なミニベロであることが伺えます。

ちなみに、2017年4月には『MAGNESIUM 14』という素材がマグネシウムのモデルが出る予定です。な、なんと重量は6.7kgです。定価は71,500円(税込)とお手頃です。マグネシウムは乗り味が柔らかいですが、アルミに比べると個人的に腐食が懸念されます。私はミニベロに関してはあまり大切に扱う予定はないので、傷だらけになるかと思います。6.7kgというには魅力的ですが、今回はアルミフレームにしておこうということでウルトラライト7を購入することにしました。ある程度の距離を乗ったら、レポートを書きたいと思ってます。 ⇒ 実際に数か月乗ってみましたので、詳細なレポートについては下記の記事をご覧ください。 

roadbike-chukemaru.hatenablog.jp

 

14インチでも乗り味はそこまで硬くなく、スピーディに動いてくれます。ホイールベースも適度にあり低重心なため安定していますが、両手離しは数秒しかできません。ギア比の割には漕ぎ出しも軽いですが、シングルスピードなので頻繁に坂を登る方には適さないと思います。

一応、デメリットというか不向きなユーザーについて書いておきます。私の身長は175cmですが、180cm以上の身長の人には向きません

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 上記の画像は、身長175cmでちょうど良いサドル位置になります。サドル高の上限まであと2cmしかありません。サドルとハンドルの間隔も考慮すると、身長180cm以上の方は窮屈に感じるかもしれません。

 

スモールサイズの折りたたみ式の検討結果

もう答えは出ていますが、あらためて言います。

コスパを考えて、ルノー ウルトラライト7です。

14インチじゃ小さいという方や変速がどうしても欲しいという方には、ダホン Curve D7がオススメです。

 

種類別のオススメのミニベロ ベスト3

細かい説明は上記のとおりなので省略しますが、一応それぞれの検討結果を踏まえて、ランキングを作成しました。あくまで個人的な意見なのでご参考まで。コスパも考慮していますので、機能性のみで判断しているわけではありません。

【非折りたたみ式のミニベロ ランキング】

Best 1 BRUNO Minivelo 20 Road Drop

Best 2 GIANT IDIOM 0

Best 3 RITEWAY GLACIER SW

 

【折りたたみ式のミニベロ ランキング(ミドルサイズ)】

Best 1 DAHON Speed Falco

Best 2 KHS F-20R

Best 3 birdy Classic

 

【折りたたみ式のミニベロ ランキング(スモールサイズ)】

Best 1 RENAULT ULTRA LIGHT 7

Best 2 RENAULT MAGNESIUM 14(2017年4月発売予定)

Best 3 DAHON Curve D7

 

以上、ミニベロのご購入にあたり参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。