ロードバイクのあれこれ(体験談)

ロードバイクを乗って4年になります。実際に経験してみて分かったことやロードバイクに関する疑問などをまとめていきます。

自転車で骨伝導イヤホンはアリなのか? AfterShokzのAeropexを使ってみた

街中でイヤホンを着けながら自転車で走行している方をよく見かけます。

結論から言うと、ほとんどの場合はアウトです。道路交通法第71条第6号の違反に該当しますので、警察に見つかれば罰金の対象になります(5万円以下の罰金です)。

ただ、警察に見つかったら罰金になるということではなくて、自分の安全や周囲への配慮を踏まえると、イヤホンやヘッドホンによって周囲の音が聞こえなくなってしまうのは危険ですよね。

ということで、今回は耳穴を塞がないイヤホンということで骨伝導イヤホンをご紹介したいと思います。AfterShokz(アフターショックス)というメーカーのAeropex(エアロぺクス)という商品になります。

 

骨伝導イヤホンは周囲の環境音がいつも通り聞こえる

骨伝導イヤホンは、物理的に耳穴を塞がないため、普段の生活と同じように周囲の音が把握できます。これこそが骨伝導イヤホンの最大の強みです。

普段通りに周囲の音が聞こえる前提で、そのうえで音楽が聞こえるようになりますので、あくまで音楽に浸るような目的ではなく、バックミュージックと言いますか、車の中で音楽を聴いているのと同じような感覚になります。ちなみに、一般的なイヤホンに比べると骨伝導イヤホンの音質は劣ります(特に低音が劣ります)が、私の知る限り、今回ご紹介するAfterShokzのAeropexが最も高音質のように感じます。他の骨伝導イヤホンとの比較については、こちらの記事をご覧ください。

kodawari-item.hatenablog.jp

 

骨伝導イヤホンは道路交通法違反にならないのか?

骨伝導イヤホンをご紹介する手前、道路交通法の違反にならないのか事前に確認しておきましょう。

関係法令となる道路交通法を調べたところ、法第71条に運転者の遵守事項について規定があります。ちなみに、道路交通法では自転車は車両に含まれます。

法第71条を読んでいくと、イヤホンに関連する規定はありませんが、法第71条第6号で『公安委員会も必要な遵守事項を定めていいですよ』となっています。公安委員会というのは、簡単に言えば各都道府県の警察となります。

つまり、自転車で音楽を聴く行為が違反になるかどうかは各都道府県で異なるということです。ちなみに、私が住んでいる茨城県の規定は下記のとおりです。

茨城県道路交通法施行細則第13条第16号

(16) イヤホン又はヘッドホン(以下この号において「イヤホン等」という。)を使用して音楽等を聴くなど安全な運転に必要な音又は声が聞こえないような状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホン等を使用するときは、この限りでない。

 

少し抽象的な書き方ですが、例えば、イヤホンで音楽を聴くことによって周囲の音が聞こえない状態になってしまうのはダメですよ、という理解になるかと思います。そうすると、耳穴に塞ぐタイプのイヤホンのほとんどが違反の対象になると思います(ただ、外音取り込み機能が優秀なAirpods Proに関しては、外部環境にもよりますが、自然に耳から聴こえる以上に、微小な音が聴こえることもあります)。

一方で、骨伝導イヤホンは周囲の音が100%聞こえます。ただ、あまり大音量で音楽を聴くとどうしても意識が音楽に向いてしまうので、周囲の音が聞こえるような適度な音量で使用してください(※あくまで個人的見解となり、実際に違反になるかどうかは各自治体や状況によって異なりますのでご了承ください)。

 

マウンテンバイク・ミニベロでAeropexを使ってみた

MTB(マウンテンバイク)とミニベロでAeropexを装着しながら走行しました(ちなみに普段の日常生活の服装(ヘルメット無し)で走行しています)。結論を言うと、非常に快適です。着け心地も良く、周囲の状況把握も難なくできるし、音楽も快適に聞こえます。時速20km/hであれば、風の音も気にならないレベルです(Aeropexを装着したことにより風切り音が大きくなったりはしません。Aeropexを外しても同じように風の音は聞こえます)。交通量が多いエリアでは、イヤホンの音量を上げないと、自動車の騒音に負けてしまいます。ただ、そこでイヤホンの音量を上げてしまうと、周囲の音に意識を向けづらくなってしまいますし、音量を上げると骨伝導特有のビリビリした感覚が伝わってきます。

 

ロードバイクでAeropexを使ってみた

まず、ロードバイクの場合だと、ヘルメット・インナーキャップ・ゴーグルも装着しますので、骨伝導イヤホンが干渉しないのかを検証します。

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骨伝導イヤホンの耳元部分は、ヘルメットの紐の内側にセッティングするので、特に干渉しません。また、ゴーグルとの干渉も特に気になりませんでした。

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☝後頭部のチタンフレームが干渉することもありません。

 

実際に、ロードバイクで走行しましたが、周囲の音をいつも通りに把握できるので非常に快適です。時速30km/hを超えてくるとどうしても風の音が気になりますが、これはAeropexを装着していることによる風切り音ではなく、スピードを出していくことによって当然に聞こえる風の音です。

ただ、個人的には交通量が多いエリアでは、骨伝導イヤホンであっても音楽を聴きながらの走行は推奨しません

ロードバイクはスピードが速いので、一般的なママチャリのような自転車に比べて、より周囲の状況把握が求められます。一方で、スピードが出るがゆえに風の音や自動車の騒音を踏まえると、そもそもイヤホンの音量を相応に上げないと聞こえづらいですが、そこで音量を上げてしまうと、骨伝導イヤホンであっても周囲の環境音が無意識に認識することが難しくなります。

よって、交通量の少ない道路やサイクリング専用コースであれば、サイクリングで骨伝導イヤホンを使うのはアリですが、幹線道路など交通量が多いエリアは、ただでさえロードバイクでの走行はかなり注意を要しますので、音楽を聴く行為自体が正直怖いです。これは骨伝導イヤホンであっても同様です。

以上、サイクリングしながら音楽を聴きたい方は参考にしていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。