ロードバイクのあれこれ(体験談)

ロードバイクを乗って3年になります。実際に経験してみて分かったことやロードバイクに関する疑問などをまとめていきます。

人気のスマートウォッチ「フィットビットAlta HR」と「ガーミンvivosmart3」どちらがおすすめか?心拍数の精度も検証してみた

今回は、スマートウォッチ「フィットビット Alta HR」のレビューをしたいと思います。フィットビット(Fitbit)はスマートウォッチのブームを巻き起こした先駆け的な存在ですが、私がスマートウォッチを購入するにあたって重視した「リストバンドのような見た目」と「信頼性の高い心拍計」の両方を兼ね備えたのが「フィットビット Alta HR」です。購入に至るまでの他商品との比較、使用してみた感想、心拍計の精度比較を公開します。 

 

スマートウォッチの使用目的「心拍数をリアルタイムで把握したい」

私がどんなスマートウォッチを求めていたのか?というと、その目的は「心拍数を知りたい」ということです。私は、日常的によく運動をします。ロードバイク、ヨガ、スポーツジム、サーフィンが特に好きですが、スポーツジムで自分を追い込むようなトレーニングをメニューに取り入れています。中学校、高校時代の部活を思い出すような自分の限界を超えるためにかなりのハードワークを実践し、「もうムリ!」という限界に挑戦しています。しかし、私も年齢が30代半ばです。あまりに心臓がバクバクしているのを感じると、「単純に身体に負担をかけ過ぎるのも良くないのでは?」という疑問がわきました。近年では有酸素運動や脂肪燃焼などを目的とした効率的な運動も見受けられます。ただがむしゃらに運動するのではなく、より適度な、より効率的なトレーニングを実践したいと思いました。そのためには心拍数を知りたいのです。一般的に言われている心拍数と運動の関係性は次の表のとおりです。

最大心拍数=220ー年齢
※自分の心臓が限界を超える手前の最大速度

  

目標運動心拍数=最大心拍数(220-年齢)×目標運動強度(%)
 ※目標運動強度(%)
  パフォーマンス向上:85%~ 
  有酸素運動:70~84%
  脂肪燃焼:50~69% 

 今後、運動をいていくときに、せめて最大心拍数は超えずに、最大心拍数の85%くらいを上限に運動をしていきたいことから、スマートウォッチで心拍数を把握しようと思いました。  

スマートウォッチを選ぶ際のポイント

私がスマートウォッチを購入するにあたって、優先したポイントは4つです。

①リストバンドのような見た目であること

②充電が面倒でないこと

③心拍数の精度が高いこと

④防水性を備えていること 

①リストバンドのような見た目であること

 私は、普段から腕時計をしています。すごく思い入れのある腕時計なので、これからも使っていきたいと思っています。一方で、私は面倒くさがりなので、運動をする時としない時で時計を付け替えるような几帳面な性格ではありません。できることなら、愛用している腕時計と共存できるようなデザインが好ましいのです。そこで、リストバンドのようなスマートウォッチであれば、普段使いしている腕時計と2本同時に装着していてもおかしくないのではないかと思いました。

②充電が面倒でないこと

③心拍数の精度が高いこと

 スマートウォッチが欲しい最大の理由が「心拍数をリアルタイムで把握したい」ということです。いろいろ調べてみると、やはりスマートウォッチの機種によって心拍計の精度に差があるようです。下記の記事によると、フィットビット(Fitbit)とガーミン(GARMIN)が心拍数を含めた活動量計としてのシェアが高いことが分かりました。ということで、スマートウォッチはフィットビットかガーミンから選ぼうと決めました。

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④防水性を備えていること

 

上記2つの商品の違いは、次の表のとおりです。

メーカー フィットビット ガーミン
商品名 Alta HR vivosmart 3
寸法 幅14.5mm、厚さ11mm 幅18.5mm、厚さ9.8mm
重量 26.5g(Lサイズ) 21.5g(Lサイズ)
バッテリー持続時間 7日間 5日間
防水レベル 防滴、シャワー不可 スイム可、シャワー可
ベルト交換 不可
その他の特有の特徴 自動睡眠記録 ストレスレベル計測

※詳細なスペックは公式サイトでご確認ください。

※フィットビット Alta HRの寸法、重量は実測値です(ガーミンはカタログ値)。

最終的にフィットビット Alta HRを選んだ理由

フィットビットにするか、ガーミンにするか約1か月悩みましたが、下記の4点を理由にフィットビット Alta HRを購入することにしました。

心拍数などの活動量計に特化したメーカー

 フィットビットとガーミンの各メーカーの強みを比較すると、フィットビットは活動量計機器、ガーミンはGPS機器を得意としているようです。私がスマートウォッチを装着する目的は心拍数を把握するためなので、フィットビットの方が魅力的に見えました。 

ディスプレイがフィットビットの方がキレイ

 なぜかガーミンvivosmart3のディスプレイは文字が少しくすんだように見えます。フィットビットAlta HRの方が文字盤がキレイです。

Amazonでの評価にかなりの差がある

 信頼性があるかどうかは分かりませんが、ガーミン vivosmart3についてアマゾンでの評価はあまり良くありません。具体的には、バンドが切れやすいという不満が多いようです。しかも、ガーミンはバンド交換が出来ませんので、バンドが切れてしまったらもう買い替えるしかありません。一方で、フィットビットにはあまり不満な評価は見当たりません。どちらにしようか迷っているなかで、こんなにも評価に差があると、全く気にしないわけにもいきません。

ガーミンのスマホアプリが使いにくい

 私は、ガーミンのサイクルコンピュータ(Edge810J)を持っています。ロードバイクの記録とナビを目的にガーミンコネクトアプリを数年に渡り利用していますが、残念ながら使い勝手がよいとは言えません。これは実体験から言えます。一方で、フィットビットのアプリは使いやすいそうです。実際にアマゾンの評価でもそのような意見は見られました。 

フィットビットの心拍計の精度は高いのか?

 さて、フィットビット Alta HRを購入したわけですが、心拍計の精度が高いのか実際に試してみました。精度の検証方法や結果をここで公開します。

検証方法として、ガーミンの高性能サイクルナビ(Edge810J)とプレミアムハートレートセンサーという心臓部に直接にベルトを装着して心拍数を計測します。この計測器とスマートウォッチ(フィットビット Alta HR)の計測結果を比較することで差異があるのかを見ていきます。

このガーミンのセンサーですが、実際に胸部にベルトを巻いて装着するので、心拍数の信頼性は高いと思います。単体での使用ではなく、ガーミンのサイクルナビと連動させての使用となりますので、高価ではありますが、ロードバイクが好きな人は購入を検討する方は多く、定評のある商品です。

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☝写真のようにガーミンのサイクルナビ(Edge810J)、プレミアムハードレートセンサー(胸部に装着)、フィットビット Alta HRにより15分間の3本ローラーの運動、40分間の野外サイクリングで心拍数を計測し、結果を比較しました。

【検証結果①】サイクリングでは心拍測定にタイムラグが生じた

まず、15分間の3本ローラーでの計測結果を公開します。f:id:chukemaru:20180902224547j:plain

☝上記がフィットビットで計測した心拍数のグラフです。計測開始から約10分間は心拍数が横ばいで推移していることが分かります。そして、約10分後から上昇し始め、結果として心拍数が153まで上昇しました。次のガーミン機器での結果と見比べると、計測開始直後の心拍数には違いが見られます。 f:id:chukemaru:20180902225057j:plain

☝こちらがガーミンのサイクルコンピュータ810Jと、胸部に直接装着するハートレートセンサーを接続して計測したグラフです。赤いグラフが心拍数、水色のラインが速度を表示しています。運動開始時点では約100回/分ですが、運動開始直後から120を記録しています。また運動開始10分間は30km/h程度の速度で走行していますが、10分後から1分間だけ速度を50km/h程度まで上げています。そのときに、心拍数も160までリアルタイムで上昇していることが分かります。 

3本ローラーでの実験では、はじめの10分間の測定結果にフィットビットとガーミンで差異が見られました。ただし、最大心拍数には大した差は見られませんでした。 次に、40分間の野外サイクリングの測定結果を公開します。サイクリングコースですが、基本的に平坦なコースですが、途中で2か所に上り坂があります。 f:id:chukemaru:20180907232543j:plain 

☝上記がフィットビットで計測した心拍数のグラフです。次のガーミンの測定結果の画像で示す1本目の上り坂(運動開始約8分後)でもまったく心拍数の上昇が見られません。運動開始から約10分経過してから心拍数の上昇が見られ、後半には坂を登っているときだと思いますが、短時間で心拍数が161まで上昇していることがきちんと記録されています。

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☝こちらがガーミンで心拍数を計測したグラフです。赤いグラフが心拍数、緑色のラインが高度を表示しています。運動開始8分後、22分後くらいに上り坂を登っていることが分かります。ガーミンの測定ではどちらの上り坂でも心拍数が上昇していることが分かります。 

もしかすると、フィットビットは運動開始10分程度は心拍数をリアルタイムで把握できないのかもしれません。フィットビットとガーミンで結果を比較するとどうしてもフィットビットには運動開始から10分程度はタイムラグが生じているように思われます。 評価が高いフィットビットでもさすがにスマートウォッチでの心拍測定となるとあまり精度が高くないのかと残念に感じたところですが、これはサイクリングでの測定結果であり、実は、ランニングだとほぼリアルタイムで心拍測定が把握できました

【検証結果②】ランニングではリアルタイムに心拍測定ができた

簡単な実験ですが、実際にランニングをしなくても、その場でランニング同様に手を振り、足を上げる運動をすると、数秒で心拍数が上昇するのが確認できます。また、実験としてランニングを30分程度行い、フィットビット Alta HRで心拍数を測定してみました(ランニングについてはガーミンサイクルナビが使用できませんのでガーミンでの測定はしていません)。

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☝上記がフィットビット Alta HRで30分間のランニングの心拍数の測定結果です。ランニングに関しては、運動開始直後から心拍数の上昇が見られ、有酸素運動の心拍ゾーンで推移していることが分かります。この結果からは心拍数はリアルタイムで把握できていると言って良いと思います。ランニングを30分実施したあとに、3分程度ゆっくり歩いたのですが、きちんと心拍数が下がっていることもグラフで見られますので、この点からもリアルタイムで推移していることが分かります。 

【検証結果③】ジムトレーニングでは心拍測定にライムラグが生じた

3つ目の検証として、ジムでのトレーニングについてもリアルタイムに心拍測定ができるのか実験してみました。

ジムでは50分のトレーニングを行い、
 始めの10分間がサイクルマシン
⇒その後15分間が筋トレ(背筋、胸筋、腹筋)
⇒その後10分間が再びサイクルマシン
⇒最後の15分間がヨガという流れになります。
(ランニングについてはガーミンサイクルナビが使用できませんのでガーミンでの測定はしていません)。

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☝こちらのグラフがジムトレーニングでの心拍測定になります。運動開始~10分はサイクルマシンを軽く漕ぎましたが、運動開始直後5分くらいは心拍数に変化が見られず、7、8分経過後から心拍数の上昇が見られます。ここでもロードバイクと同じように運動開始直後は心拍数をリアルタイムで把握できず、タイムラグが生じていることが分かります。グラフのちょうど真ん中あたり(25分あたり)が筋トレから再びサイクルマシンに移るところであり、相当な負荷(200w)をかけているため、急激に心拍数が上昇していることが分かります。運動開始直後のサイクルマシンでは心拍数がリアルタイムで表示されませんでしたが、2回目のサイクルマシンではリアルタイムで心拍数が表示されました。

このことからも、ジムトレーニングでは運動開始直後の5分間程度は心拍数がリアルタイムで表示されない可能性があると言えます。

スポーツの種類によって精度にバラつきが見られた

今回の心拍測定の実験結果としては、ランニングであれば概ね正確に心拍数を測定できていますが、ロードバイク(サイクリング)やジムトレーニングだと運動開始直後の数分間は正確に把握できていない可能性が伺えます

フィットビットの心拍測定は、公式サイトによれば、毛細血管の血液量の変化を読み取っているとのことですが、個人の身体的特徴、着用場所、動きの種類によって影響を受けるようです。この「動きの種類によって影響を受ける」ということは、運動の内容によって心拍測定にバラつきが見られるということを意味していると思われます。もしかするとランニングでの測定は得意ですが、サイクリングでの測定は不得意かもしれません。 その時の環境によって測定結果が大きく影響を受けたかもしれませんが、今回の実験では心拍計の精度はこのような結果となりました。あくまで個人的な実験に基づいた結果から言えることなので、参考程度としてください。

フィットビット Alta HR を実際に使ってみた感想

フィットビット Alta HRの心拍数の精度については、先ほどお伝えしましたが、それ以外の点についても、実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめます。

良かった点(メリット)

・フィットビットアプリ(スマホアプリ)が使いやすい

 私は、ロードバイクでガーミンのスマホアプリ(ガーミンコネクトというアプリです)も利用していますが、使いやすさはフィットビットのアプリに軍配が上がります。あまり悩むこともなく直感で操作ができます。個人差はあるかもしれませんが、私としては圧倒的にフィットビットの方が使いやすいです。

・本当に7日間充電がもつ

 今のところ、1週間に1回の充電で問題ありません。常にスマホBluetooth接続していますが、何ら支障ありません。心拍数を常に計測し、お風呂以外の時間は装着しているのに、これだけバッテリーがもつのは他のスマートウォッチでも見当たらないのではないでしょうか。 

・時計というよりもはやリストバンド

 今のところ、腕時計とフィットビット Alta HRを左手に2本装着して生活していますが、感覚としてはAlta HRはリストバンドのような付け心地です。就寝のときも装着していますが、まったく気にならないレベルです。

・電話着信が確認できる

 これはガーミンでも同様の機能がありますが、スマートウォッチのバイブ振動で電話の着信を知らせてくれます。スマホが手元になくても着信に気がつくことができるので、これは便利な機能です。ちなみにBluetooth接続なので、スマホとの距離が離れすぎていると機能しませんので注意してください。

・運動や睡眠を意識する

 スマートウォッチ全般に言えることだと思いますが、運動の記録を自動でしてくれるので、運動をより積極的にするようになりました。あまり気が進まないときでも、数十分だけ身体を動かしたりと意識するようになりました。また、フィットビットに関しては睡眠の記録もしてくれるので、より健康的な日常生活を送ることを意識するようになりました。

残念な点(デメリット)

心拍計の精度に改善の余地がある

 実験結果から心拍計の精度については改善の余地があると感じました。ガーミンのスマートウォッチがどれほどの精度か分かりませんが、しかし、ランニングではほぼリアルタイムに心拍数を測定できますし、今現在のスマートウォッチのなかでは信頼性が高いものであると認識しています。将来的に、スマートウォッチの心拍計の精度はさらに高品質なものになると期待しています。

・可能であれば防水にしてほしい

 もはや付け心地がリストバンドのような感覚ですので、防水機能をさらに向上させてくれれば、1日中装着することにもストレスを感じないと思います。

・ヨガは自動認識してくれない

 ランニングやロードバイクですと勝手にフィットビットが運動をしていると認識してくれるので、わざわざ手動で記録する必要がありません。これはとても便利な機能です。しかし、ヨガに関してはこれまで一度も自動認識をしてくれません。ヨガをやっていると心拍数が90程度になりますが、手動で記録している状況です。


以上、フィットビットかガーミンのどちらのスマートウォッチを買うか迷ったわけですが、心拍測定の精度に改善の余地があるものの、総合的に見ればフィットビット Alta HRを購入して結果的に良かったと感じています。

ぜひ、参考にしていただければと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。