3月も半ばとなり、ロードバイクのシーズンが到来しようとしています。
これから気温も少しずつ上がってくるので、ロードバイクに乗ると汗ばむ時期となります。
今回は、春シーズンのロードバイクの服装について書きます。ロードバイクの初心者は、服装をどうしたらいいのか悩む方が多いです。服装については特にこれといったルールはありませんし、体感気温には個人差もありますので、参考程度にしていただければと思います。
4月の気温を確認しましょう
私は茨城県民ですが、気象庁のデータによると4月の平均気温は12.9℃です。これは3月の最高気温と同じくらいの暖かさです。ちなみに4月の最高気温が18.3℃、最低気温が8.1℃となります。
また、5月になると平均気温は17.3℃となりますので、決してもう寒くはありません。むしろ体を動すと暑く感じるほどだと思います。
東京都だと、4月の平均気温は13.9℃、5月の平均気温は18.2℃となります。
もちろん地域によって気温差はありますが、4月ともなると徐々に暖かくなってきますので、冬の服装から春仕様へとシフトさせる必要があります。
注意点として、朝イチのサイクリングとなると、地域によってはまだまだ10℃を下回ることもあります。シューズカバーや冬用グローブにより、手足の保温はきちんと万全にしましょう。一応、今回は平均気温15℃くらいを想定して書きます。
サイクルジャージは半袖がおすすめ
サイクルジャージは大きく見ると、半袖と長袖に分かれますが、長袖のサイクルジャージはさらに生地が厚手のいわゆる冬用ジャージと、薄手の春秋用のジャージがあります。別に薄手の長袖ジャージを着用しても良いのですが、私は薄手の長袖ジャージは着ません。というか持っていません。以前、薄手の長袖ジャージの購入を検討したことがあるのですが、周りの先輩方いわく「着る頻度が少ない」とのこと。確かにあまり着ないような気がして買っていません。寒くなればウィンドブレーカー着ればいいし、暑いときは半袖ジャージの方がいいし、長袖ジャージはいらないや!というのが私の考えです。サイクルジャージについては、私は冬用の厚手の長袖ジャージと夏用の半袖ジャージがあれば年間を通して足りると実感しています。ただ、あくまで関東圏の気候で考えているので、比較的寒い地域にお住まいのローディであれば長袖のサイクルジャージやアームウォーマーなどを検討されてはいかがでしょうか。
コンパクトな薄手のウィンドブレーカーは必須アイテム
4月のサイクリングでも長袖は一枚持っていた方がいいと思います。ポカポカ日和だとしても、早朝サイクリングや山でのサイクリングは肌寒いです。かといって、厚手の長袖ジャージだと暑すぎたり、脱いでも荷物になったりして困ってしまいます。
そこで春や秋シーズンにオススメできるのが薄手のウィンドブレーカーです。私が愛用しているのは、スポーツフルのホットパックです。大手サイクルウェアブランドのスポーツフルでも人気商品であるホットパックは、この商品が第5世代目の商品になります。ホットパックの特徴は下記の3つです。
【超コンパクト】
半袖ジャージの背面ポケットに余裕で入ります。収納ポーチも付属しています。収納ポーチもセパレートだと紛失する心配がありますが、この商品は収納ポーチが背面ポケットに隠れているので紛失することもなく安心です。
やはり日中になると気温が上がり暑くなることもありますので、長袖ジャケット(ウィンドブレーカー)は荷物としてかさばらないことが大切なポイントです。
☝収納ポケットにウェアを納めるとこんな感じになります。とても小さくまとまり荷物としてかさばりません。
【超軽い】
Sサイズだとわずか79gです。本当に超軽いです。私が持っているのはMサイズですが、83.5グラムです。
【防風、撥水、速乾性の機能性も充実】
素材は自浄コーティング作用を持つNANOSPHEREというもので、薄いナイロンのような感触です。とても薄い生地ですが、防風性も備え、もう2年以上使っていますが、破れたりといった損傷もありません。
大切なのは速乾性のインナーを着ること
速乾性のあるインナーを着ることは大事なポイントです。あまり聞かない内容かもしれませんし、インナーを着ないというローディーもいるかと思いますが、私にはとても大事なことです。私は真夏でもインナーを着ます。半袖のサイクルジャージを肌に直に着用することはありません。必ずインナーを着ます。なぜなら、速乾性のインナーを着た方が常にさらさらした状態を保てるからです。
実は、私は冬であっても冬用インナーの下にさらにインナーとして速乾性のある夏用インナーを着ています。理由は、いくら冬であっても何時間も走っているとどうしても暑くなって汗をかきます。このときに体が冷えてしまうのが恐いんです。冬用インナーも速乾性は考慮されていますが、それでも夏用インナーに比べると保温性の方が優先されますので、速乾性のみを考えれば夏用インナーの方が優れています。すなわち、夏用インナーの方が常にさらさら感があるわけです。
ちなみに、私はアンダーアーマーのヒートギアを着ています。アンダーアーマーにはヒートギア(夏用)とコールドギア(冬用)がありますが、年間を通してヒートギアを着用しています。
寒いときは冬用のインナーを重ね着しよう
先ほど、サイクルジャージは半袖でよいと解説しましたが、どうしても寒いときは冬用インナーを半袖ジャージの下に着れば足りるかと思います。ただし、半袖ジャージの下に冬用インナーを着ると、モノによっては見た目がかっこ悪いです。私はモンベルのジオラインを愛用していますが、いかにも肌着のような見た目なので、人目に付くのは避けたいです。なので、下記のような順序で調整しています。
①半袖ジャージのみで寒いときは、ウィンドブレーカーを着る
②それでも寒いときは半袖ジャージの下に冬用インナーを着る(もちろんウィンドブレーカーも着る)
このようにウィンドブレーカーを着ても寒いときに冬用インナーを着るようにすれば、サイクルジャージが半袖であっても、冬用インナーが人目につくことはありません。暑いときは、寒いときの逆のパターンで調整すれば同じように冬用インナーが人目につくことはありませんので安心です。
大切なことなので繰り返しになりますが、冬用インナーを着るときは、夏用の速乾性の優れたインナーと重ね着することをおすすめします。
春の服装のまとめ:上半身
上記のとおり春の服装について解説してきましたが、ここで全体的におさらいしておきましょう。服装については個人差があり、これといった正解はないので参考程度にしてください。
①肌に直に着るのは夏用の速乾性の優れたインナーがオススメ
②サイクルジャージは半袖で足りる
③寒いときには、薄手のウィンドブレーカーを着よう
④それでも寒いときは、冬用のインナーを重ね着しよう
下半身はショーツか?タイツか?
下半身については、ショーツかタイツかの2択しかないわけですから、その時の気温と相談してください。ちなみに、私はビブショーツを履くことが多いです。朝方はビブショーツだと寒かったりもしますが、30分も走って汗をかいてくるとタイツだと暑いんです。「こんなことならショーツにしておけば良かった」と後悔することが多かったため、なるべくショーツで頑張っています。
あとは、目的は足の疲労軽減なんですが、ちょっとした寒さ対策としてもコンプレッションを履くこともあります。これが一度使うと手放せなくなります。ふくらはぎへの負担が全然違います。理想的なペダリングが習得できていれば、本来ふくらはぎが痛くなることはあまり考えられないはずですが、私のような未熟者はどうしてもロングライドでふくらはぎがつったり痛くなったりします。そんな方は、ぜひコンプレッションをお試しあれ!けっこう効果がありますよ(個人差あると思いますが)。
手足対策はどうすればよいか?
グローブは個人差があるので詳しくは書きませんが、4月や5月はロングフィンガーにするか、ショートフィンガーにするか迷う時期でもあるかと思います。どうしても迷う時には、グローブに関してはあまり荷物になりませんのでどちらも持っていけばいいと思います。
足対策ですが、私の場合はシューズカバーは4月になればもう使いません。どうしても荷物になるのがイヤなので、どうしても足が寒いときには靴下を二枚履きするときがあります。
以上、間もなく春がやってきますが、ローディーにとっては活動しやすい時期になります。春の服装はどうすればよいか?ということですが、選択肢がいろいろあるなかで、私の服装は今回の記事のとおりです。初心者のサイクリストに少しでもお役に立てれば嬉しいです。私にとっては薄手のウィンドブレーカーと、速乾性インナーは必須アイテムであり、これらは年間を通して長く使えますのでオススメです。今のうちに春のサイクリングの準備をしておきましょう。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。