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ロードバイクのあれこれ(体験談)

ロードバイクを乗って2年になります。実際に経験してみて分かったことやロードバイクに関する疑問などをまとめていきます。

5万円以内のおすすめホイール!カンパニョーロ シロッコ 35(Compagnolo Scirocco 35)を使ってみた感想

ロードバイク

今回は、ロードバイクのホイール『カンパニョーロ シロッコ35』についてレポートします。ロードバイクのパーツでまず買い替えを検討するのがホイールかと思いますが、シロッコ35は初めてホイールを買い替える方にとって候補の一つとなる定番商品かと思います。ホビーユーザー向けというよりはエントリー向けのホイールとなりますので、なるべく分かり易く伝えたいと思います。

 

 

 ホイールで走りは変わるのか?

断言します。『ホイールで走りは激変します』

ホイールといっても、金額的に1万円程度のものから何十万円もするホイールまであります。

20万円程度のロードバイクの完成車に付属するホイールは、例えばビアンキのFENICE ELITEだと『シマノ WH-RS010』となります(2017年2月時点)が、実売価格1万円程度の重いホイールになります。お世辞にも走行性能に優れたホイールとは言えません。

シマノ WH-RS010』は私も室内練習用に使っていますが、今回ご紹介するシロッコのような5万円程度のホイールに履き替えただけでも走りの違いが分かると思います。10万円以上のホイールになると、もはや別のロードバイクに乗っている感覚になると思います。例えば、漕ぎ出しの軽さ、それから転がりの良さは手に取るように違いが表れます。結果的にケイデンスが上がり、巡航速度の向上にも繋がります。それくらいホイールは走行性能に大きく影響します

 

カンパニョーロとは?

イタリアの自転車部品のメーカーです。ホイールのみならず、コンポについてもシマノ・カンパニョーロ・スラムの3大メーカーとして知られています。実情として、コンポについてはシマノが他社の追随を許さないくらい独占状態ですが、ホイールに関しては他社に引けを取らない地位を築いているといえます。

カンパニョーロの公式サイトによると、2017年2月現在で23種類のホイールがラインナップされています。実際に海外大手通販サイトのwiggleで調べてみると、カンパニョーロのクリンチャーだけでも約20種類のホイールを取り扱っています。

 

シロッコ35の位置づけは?

カンパニョーロのホイールを価格順に並べると、下記のようになります。リムハイトや2wayなどの違いによって順番の行き違いがあるかもしれません(間違っていたらごめんなさい)。

・KHAMSIN(カムシン

・VENTO(ベント)

・SCIROCCO 35(シロッコ35)

・ZONDA(ゾンダ)

・NEUTRON ULTRA(ニュートロン ウルトラ)

・EURUS(ユーラス)

・BULLET(バレット)

・SHAMAL ULTRA(シャマル ウルトラ)

・SHAMAL MILLE(シャマル ミレ)

・BULLET ULTRA(バレット ウルトラ)

・BORA ONE(ボラ ワン)

・BORA ULTRA(ボラ ウルトラ)

・HYPERON ULTRA(ハイペロン ウルトラ)

上記のように価格の安い順番に並べてみましたが、今回ご紹介するシロッコは5万円以内で購入できるホイールとして位置づけられています。完成車に付属する鉄下駄ホイールから買い替えるといった場合に、ホイールとしての性能向上が実感できるであろう最低ラインがシロッコ35でないかと思います。

 

シロッコのライバルは?

カンパニョーロ ゾンダ(ZONDA)

初めてホイールを買い替える方にとって、予算を5万円に設定するとシロッコは有力となりますが、あと2万円くらい足すとさらにワンランク上のZONDA(ゾンダ)が買えるので、非常に悩むところです。ちなみに、ZONDAはワイドリム(17C)もありますが、シロッコはリム幅15Cとなりますので、23Cか25Cのタイヤサイズであれば問題ありませんが、28Cは個人的に避けた方がいいと思います。

シロッコもゾンダもG3スポークなので、スポークの見た目はどちらもカッコイイです。見た目の違いとしては、シロッコはリムハイト35mmとなるためエアロ効果が期待できます。しかし、重量に関してはシロッコが1792g(F788g、R1004g)、ゾンダは1594g(F670g、R924g)と約200gの差があります。ゾンダは価格の割にかなり軽量化されています。シロッコについてもリムハイト35mmと価格を考慮すれば、よくぞこの重量で仕上げくれたと思います。

こうして見ると、シロッコは平地での巡航速度の向上を目指したい方に向いており、ゾンダは踏み出しの軽さ、軽量化、ヒルクライムに向いているでしょう。あとは、見た目や価格差(ゾンダの方が1~2万円高いです)も含めて検討してみてはいかがでしょうか。

 

フルクラム レーシング クアトロ

他のメーカーも見ると、リムハイト35mmで同価格に位置するのがフルクラムのレーシング クアトロです。ワイドリム化されており、25Cや28Cには適しておりますが、23Cは公式サイトを見ても指定サイズの範囲外となります。重量は1725gとわずかながらシロッコより軽量です。レーシングクアトロは私は使用したことがないので、使用感は分かりませんが、機能性はシロッコと大差ないと思います。見た目の好き嫌いで選択していいかと思いますが、個人的にはカンパニョーロのG3ジオメトリーが気に入っています。

 

シマノ WH-6800 ULTEGRA

アルテグラのホイールは、クリンチャーとチューブレスのどちらにも使用できる2wayホイールとなります。リムハイトは24mm、重量は1640gとなります。これについても使用したことがないため使用感は分かりません。

 

シロッコ35を使ってみた感想

タイヤを装着した後の重量(クイックを除く)を測ってみました。

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☝タイヤはコンチネンタルのGRAND PRIX 4000 23Cです。一般的なブチルチューブを使用しています。フロントは1.0kgとなりました。

 

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☝リアについては、スプロケットは外してありますが1.3kgとなりました。

重量に関してはシロッコが1792g(F788g、R1004g)と言われていますが、コンチのタイヤ23Cが215g×2本なので、この時点で合計2,222です。チューブの重量を考慮すれば、ホイール自体の重量はカタログ値と同等かそれ以下でないかと思われます。

 

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シロッコロードバイクに履かせてみると、こんな感じになります。リムハイトが35mmあると、やはりホイールの存在感がありますね。個人的にはカッコイイと思います。

 

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☝リム側面のCOMPAGNOLOとSCIROCCOのロゴですがよく見るとシールです。剥がれるような心配はないかと思いますが、ホイールに直接印字されているわけではありません。ちょっと残念です。

 

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☝ハブの画像になります。ワンポイントのデザインもシールです。

 

肝心な走り心地ですが、決して漕ぎ出しが軽いとは思いませんが、鉄下駄と言われるホイールからの買い替えであれば違いが実感できる軽さだと思います。逆に、ヒルクライムに適した軽量ホイールの軽さを知っているローディからすると漕ぎ出しは重いと感じるでしょう。

シロッコの一番の持ち味は、平地で時速25km/h~30km/hになると、速度維持が楽に感じることです。スピードが乗ってくると、気持ちよく走れます。もう速度は落ちません。リムのおかげなのか、速度が乗ってくるとスーッとひたすら直進するような感覚がありブレません。直進に対する安定感は抜群です。私は、ヒルクライム用にマヴィックのR-sysというシロッコより全然高額なホイールも持っていますが、巡航時の直進性はシロッコの方が上回っていると思います。

ただ、リムハイトが35mmということだけあって、横風が強いと怖いです。これは、シロッコだけに言えることではなく、リムハイト35mmや50mmの宿命なのでやむを得ませんが、実体験として、高速で降坂するときに横風が吹いていると、ぐらつきを感じますので、転倒に注意が必要だと思います。

ヒルクライムですが、可もなく不可もなくといったところでしょうか。超軽量ホイールのようなグイグイ押してくれるような感覚はありませんが、費用対効果は十分高いと感じます。

5万円以内で買えるホイールとしては、納得のいく出来だと思います。この価格でリムハイト35mmというのは惹かれるものがあり、平地メインで走りたい方にとってはオススメです。ぜひご検討ください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。