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ロードバイクのあれこれ(体験談)

ロードバイクを乗って2年になります。実際に経験してみて分かったことやロードバイクに関する疑問などをまとめていきます。

ロードバイクのサドル 『Selle Italia Max Flite Gel Flow』 を使ってみた感想

今回は、お尻の痛みにとても悩んだ自身の体験をもとに、買ってよかったサドルについて書きたいと思います。

サドルについては、個人差があるため参考程度にしていただければと思いますが、私の場合は、5種類のサドルを渡り歩いてようやく行き着いたのが『セライタリア マックス フライト ジェル フロー』になります。 

 

お尻の痛みに悩む人は多い

ロードバイクを始めると、いろいろ悩みが出てきます。悩みのひとつとして、『お尻が痛い』という声はけっこう多いと思います。

私も、ロードバイクを始めた当初はお尻が痛くて痛くてどうしようもありませんでした。

お尻の痛みにもパターンがあります。

・お尻の骨(座骨)がサドルに圧迫されて痛い

・尿道がサドルに圧迫されて痛い

・太ももからお尻にかけてサドルが擦れて痛い

上記のように痛みも様々ですが、私の場合は、尿道の根本あたりがとにかく痛かったです。私は男性ですが、小便をするときにすごく痛くて、このままロードバイクを続けられないんじゃないか?と思うくらい痛くて深刻に悩みました。

 

お尻が痛くなる原因

では、なぜお尻が痛くなるのでしょうか?

お尻の痛み方も様々ですが、実はお尻が痛くなる原因も様々です。主な原因としては、次のようなことが考えられます。

 

・骨盤を寝かし過ぎている。

サドルに対して、骨盤を水平にし過ぎていると、男性は尿道が圧迫されがちになります。適正なスタンスは個人差もあり、今回のテーマとは別の話になってしまうので避けますが、サドルに対して骨盤を垂直にしないまでにしても、あまりに骨盤を寝かし過ぎるとどうしても尿道がサドルに当たりやすくなります。

 

・お尻に荷重をかけ過ぎている。

初心者にありがちなことですが、ママチャリと同じ感覚でサドルにどっぷり重心をもってきてしまうと、当然ですがサドルに対する荷重は大きくなりますロードバイクの場合はBB(ボトムブラケット)のライン上に重心を置くのが望ましいです。これがペダリングを効率的に行うための秘訣のひとつです。サドルにどっしり座っている方は、もう少し重心を前に置くように心掛けてみてはいかがでしょうか。慣れない体勢なので重心位置を維持するのは辛いかもしれませんが、おそらくお尻の痛みを軽減できるかと思います。参考までに私が愛読している本をご紹介します。 

バイシクルトレーニングブック

バイシクルトレーニングブック

 

  

・サドルに乗る位置が適正でない。

 サドルに対して極端な前乗りや後ろ乗りは、お尻を痛める原因となり得ます。登坂のときは、若干前乗りした方が楽になりますが、基本的にはサドル幅が最大になるラインに座骨を乗せるのが最適なポジションになります。

 

・サドルが合っていない。

サドルの形状は多種多様です。寸法も違えば、硬さも違います。適正な乗り方をしていたとしても、そもそもサドルが自分に合っていないことがお尻の痛みの原因かもしれません。

 

お尻の痛みを軽減する方法

サドルを買い替えることもお尻の痛みを回避するための方法のひとつだと思います。もちろんサドルを替えることも有効な手段であると思いますが、おさらいになりますが下記の内容を見直してみましょう。

・サドルに対して骨盤を前傾に寝かし過ぎていないか(尿道を圧迫する原因になります)

・重心をサドル上に置いていないか(BBに重心をもっていくことで、ケツ痛だけでなくペダリングも向上すると思います)

・サドルに乗る位置は適正か(後ろ過ぎず前過ぎず乗れていますか?)

 

まずは、サドルを買い替える前に上記3項目について見直してみましょう。それでもお尻が痛い場合は、サドルの買い替えを検討してもいいと思います。言い換えれば、上記3項目を改善しなければ、どんなサドルを使おうがケツ痛は軽減されないと思っていいでしょう。

 

柔らかすぎるサドルも痛くなる

お尻が痛くてサドルを買い替えるわけですから、どうしても柔らかいサドルが欲しくなってしまう気持ちは分かります。しかし、あまりにも柔らかすぎるサドルも実はお尻が痛くなります。乗り始めは非常に快適な感覚ですが、長距離になるとお尻が痛くなります。サドルが柔らかすぎると骨盤も安定せず無駄に動いてしまったり、ペダリングのパワーロスにも繋がります。柔らかいサドルにしてもいいですが、あくまでロードバイク用のサドルに買い替えることをオススメします。

私の実体験ですが、どうしてもお尻が痛いのでクロスバイクのサドル(いわゆるフィットネスサドル)をロードバイクに取付けたことがありますが、サドルが必要以上に押し潰されてしまい、50km以上の距離になるとお尻が痛くなりました。

ある程度の長距離を走るのであれば、適度な柔らかさも必要ですが、適度な硬さも必要です。

 

穴あきサドルのすすめ

私が始めて使用したサドルは穴あきサドルではない『セライタリア SLR チタニウムです。 

SELLE ITALIA(セライタリア) SLR TITANIUM BLACK/SILVER 041A3020ZA001
 

 軽量サドルの定番商品です。公式サイトでは、『しやなかなで乗り心地を損なうことはない』と謳われております。確かにSLRシリーズは人気商品です。それを知って私も購入しました。

しかし、走行距離が50kmを超えてくるともうお尻が痛いです。私のお尻は小ぶりなので坐骨が痛くなります。そして、尿道も痛くなりました。私がサドル前方に荷重をかけてしまうことが問題であったかもしれませんが、尿道の痛みは耐え難いものでした。たぶん、このサドルは上級者向けなんだと思います。サドルに必要以上に荷重をかけない乗り方が出来ているローデイーには向いているかもしれませんが、私のようなペーペーには無理がありました。

もし、尿道あたりに痛みを感じる方は、穴あきサドルを検討してみてはいかがでしょうか。穴あきでないにしても、尿道ラインが凹んでいるタイプのサドルもあります。穴あきサドルは、尿道へも直接的な圧迫がありません。私は、今まで5種類のサドルを使ってきましたが、始めて使った『セライタリア SLR チタニウム』が衝撃的な痛さだったために、そのあとの4種類はすべて穴あきサドルです。

ただし、穴あきサドルも注意が必要です。確かに尿道への直接的な圧迫は無くなりますが、それ以外の部分に荷重が分散されるため、尿道以外の部分が痛む可能性があります。サドルの穴も、大きい穴から小さい穴まで様々ですが、あまりに穴が大きいものは、より狭い範囲で体重を支えるわけですから特定の部位への負担が生じる可能性が大きいですので、サドルは慎重に選びましょう。

 

セライタリアについて

 サドルの老舗メーカーであるセライタリア!実に製造116年の歴史を誇り、サドルメーカーの大御所のひとつです。モデルも豊富であり、どのサドルがいいのか迷ってしまうくらいです。そこで、セライタリアでは『ID MACTH』というシステムを導入しています。このシステムは、自身の骨盤、骨盤の傾き、太ももを測定することにより、どういったタイプのサドルが最適であるか分析するもので、測定結果により6つのタイプに分かれます。提携しているショップで対応してもらえますので、ぜひご利用してみてはいかがでしょうか。

SELLE ITALIA セラ イタリア | ID MATCH | ID MATCH

ご参考までに書いておきますが、このような測定システムを導入しているのはセライタリアだけではありません。私が知っている限りでは、スペシャライズドも同じような測定システムを導入しています。実は、私はスペシャライズドのサドルも持っていますので、機会があれば別途レポートしたいと思います。

 

セライタリア マックス フライト ジェル フローを使ってみた感想

この商品は、セライタリアのなかでも高い快適性を持たせたシリーズになります。

内部には全面にGELが施され、さらにレールとサドルベースの間にはエラストマーという微振動吸収のためのゴムが用いられています。ロードバイク用のサドルとしてはこういった機能を見ても快適性を重視したサドルと言えます。

一方で重量が290gと軽量サドルに比べると2倍くらいの重量になります。お尻の痛みを和らげるために、サドルの重量増しは仕方ありません。

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☝サイズは145mm×290mmとゆとりのある仕様となります。快適性を重視しているため肉厚な作りで、見た感じはもっさりしていますが、登坂時の前乗りでも快適性が維持されるのは感心しました。

 

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☝サドルの裏側になります。青いゴム地が見えますが、これがエラストマーという微振動を吸収するゴムになります。

 

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☝サドル前方の裏側になります。前方にもふんだんにエラストマーが用いられています。エラストマーはかなり硬質なゴムのようです。指で強く押してもなかなか凹みません。いずれにしてもサドル前方にまで快適性が考慮されているのは嬉しいです。

 

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☝サドルの表面を力いっぱい押しても1cmも凹みません。それでもロードバイクのサドルとしてはかなり柔らかいレベルかと思います。

このサドルは半年以上使っていますが、お尻が痛くなるかもしれないロングライドのときに使用しています。さすがに100km以上走ると、サドル穴の周りが若干痛くなりますが、全然耐えられる痛みであり許容範囲です。快適性の面では何の文句もありません。しばらく他のサドルを買うことはないでしょう。とりあえずは『MaxフライトGelフロー』を可能な限り使おうと思っています。サドルは個人差があり、実際に使ってみないと分からない部分も多いと思いますが、少しでもお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。