ロードバイクのあれこれ(体験談)

ロードバイクを乗って6年になります。実際に経験してみて分かったことやロードバイクに関する疑問などをまとめていきます。

SPDペダル(シマノ PD-T420)の感想

ロードバイクを買った後に、またもや悩むのがペダルです。

 

特に決まりはありませんが、ロードバイク自体がスピードに特化しているため、自然とペダルもビンディングペダルを使っている方が圧倒的に多いです。

 

私は、実際に3種類のビンディングペダルを使用した経験がありますので、参考にしていただければと思います。

 

今回は、ビンディングペダル初体験の時に買ったシマノSPDペダルPD-T420について書きたいと思います。

 

SHIMANO(シマノ) PD-T420 CLICK'R PEDAL
 

 

ちなみに、SPD-SLはロードレース用であり、ペダリング効率を重視しています。そのため、SPD-SL用のシューズは非常に硬く、普通にあることは難しいです。ペンギンのような歩き方になってしまいます。SPD-SLを使うメリットは、ホールド感、ペダルとの一体感、ペダリングのし易さです。

 

一方で今回紹介するSPDペダルは、歩くことも想定しているので、SPDペダル用のシューズは普通のスニーカーと同じような作りです。靴底も柔らかく、単にスニーカーにペダルと接続するための金具が付いているだけです。それゆえ初心者にオススメと言われています。もうひとつのメリットとして、いざという時にすぐに外れるというのも初心者には大きな要因かと思います。

ビンディングペダル、特にSPD-SLについては、ペダルからシューズを外すときに相当に力を要します。『はずす』という意識をしないと外れません。すなわち、とっさの時には外れません。転倒する確率は高くなります。

転倒の面でも、SPDペダルは比較的安全です。特にシマノ PD-T420は、外しやすいです。ビンディングペダルは通常だとペダルに対して外側に水平に力を加えないと外れません(これが以外に難しいです)が、PD-T420は斜め上に力を加えても外れます。また、外すときに要する力を設定できます(ペダルのネジで調整できます)。

しかも、このペダルは片面はビンディング、もう片面はフラットペダルになっているため便利です。

ちなみ、ビンディング側の面を普通の靴で漕ぐこともできます。ビンディングペダルが壊れたりする心配はありません。

 

したがって、ビンディングペダル初体験の方には非常に適していると思います。

また、ロードバイクでなく、クロスバイクにも向いている思います。

 

ただし、ロードバイクの場合、PD-T420をずっと何年も使い続けることはないと思います。

理由は、経験として50km以上走ると、足の裏が痛くなってきます。長距離になると靴底が柔らかいのが裏目に出ます。それから、意図しないところでシューズがペダルから外れてしまうことがあります。外れやすいことはメリットとも言えますが、意図しないシーンで外れてしまうことは、かえって転倒などのリスクが高くなります。

それから、ペダリング効率を考えると、圧倒的にSPD-SLの方が効率的なペダリングができます。これはもう否定の余地はないかと思います。

 

では、初めからSPD-SLペダルを使えばいいのでは?という疑問が生じるかと思います。それでも結構ですが、私は初めはSPDペダルにした方がいいと思います。

なぜなら、転倒のリスクが減るからです。たかが転倒、されど転倒です。ロードバイクは車道を走ります。歩道側でなく、車道側に転倒したときは命を落とす可能性もあるのです。

『自分は転ばない』ってみんな思っています。私も思ってました。

でも、私も含めて、今まで転倒したことのない人と会ったことはありません。