今回は、人気のエアロバイクFITBOXを購入しましたので、他の商品との比較検討を踏まえてレポートします。
比較検討したエアロバイク
自宅室内での運動のため、エアロバイクの購入にあたり、はじめからFITBOXに決めていたわけではなく、下記の4種を比較検討しました。
・Horizon(ホライズン) アップライトバイク COMFORT 5
・アルインコ クロスバイク5523
・アルインコ エアロマグネティックバイク4022
・FITBOX LITE
Horizon(ホライズン) アップライトバイク COMFORT 5
【プラスポイント】
○重量39kgと重いが、耐荷重136kgと安定性を考えれば評価ポイントが高く、移動キャスター付きのため問題ない。
○身長145cmから使用可能であるため、子どもから大人までトレーニングできる。
○連続使用時間99分と長く使用できる。
【マイナスポイント】
△電動負荷20段階とあるが、そこまで使いこなすトレーニングは想定していない(つまりオーバースペック)
△プログラムが豊富だが、個人的には不要な機能
△他のエアロバイクに比べ高価である
△ViewFitという運動記録管理ができる(ナイキやfitbitと連携できる)が個人的には不要な機能
△電源コードが必要なのか煩わしい
△サイズが大きいので置き場所に困るかも(L120×W55×H136cm)
ホライズンのまとめとして、他のエアロバイクに比べ劣っている点は見当たりませんが、それゆえ価格が高く、自分が求めているエアロバイクと比べるとオーバースペックという結果になりました。
高品質な点は個人的には満足ですが、特に多機能を求めているわけではなく、シンプルにインドアサイクリングしたいだけなので、結果的にFITBOX LITEに決めました。
アルインコ クロスバイク5523、エアロマグネティックバイク4022
「エアロバイクといえばアルインコ」と言われるほど有名なメーカーです。
実は、アルインコという会社は建設機材の開発や仮設足場のレンタル等を主要な事業としている歴史ある日本の企業です。
金額が比較的安価であることから、家電製品店でも試乗し、特に不満な点はなかったため、購入しようと思いましたが、1点だけ気になるポイントが発生しました。
それが、連続使用時間が30分である点です。
アルインコの公式カタログによると、30分を超える連続作動はしないように書いてあり、さらに、使用後1時間はバイクを休ませるよう書いてあります。
私にとって、この点がネックとなり、アルインコは選択肢から外しました。
バイクを1人でしか使用しないのであれば、不都合ありませんが、私のように家族の複数人で使う場合には、連続使用時間30分という点と、その後にバイクを休ませる時間が必要であるという点は、言い換えれば好きな時に使えないということです。正直、これは致命的です。
同じ理由で、アルインコ エアロマグネティックバイク4022も選択肢から外しました。
FITBOX LITE
上記のとおり、アルインコが対象から外れたことで、最終的にホライズンかフィットボックスで悩みましたが、私が求めるバイクは、シンプルな機能でとにかく使いやすいのが理想でした(FITBOX LITEは何も機能はありません)。
確かにホライズンは多機能でそれも強みではありますが、私の場合、心拍数や運動量はアップルウォッチで管理できますので、エアロバイク自体に多くの機能は求めていません。
そのような理由から、今回はFITBOX LITEがもっとも理想的であり、さらにもっとも低価格なため、購入を決めました。
連続使用時間は見逃しやすい重要ポイント
重要なポイントなので、繰り返しますが、一人暮らしの場合やご家族がいても使用する人数が1名であれば、さほど連続使用時間は重要ではありません。
しかし、2名以上でエアロバイクを使用する想定であれば、連続使用時間は非常に重要です。
さきほどのアルインコのエアロバイクを例にしてみましょう。
まず、夫が30分エアロバイクで運動しました。そのあと、妻は何分後にエアロバイクを使えるかというと、60分後です。これがカタログに明記されています(これを守らないと故障の原因になります)。
まだ、2人で使うなら支障ないかもしれませんが、3人以上で使用するとなると、これは相当ネックになります。家族4人での使用となると、連続使用時間はさらに重要なポイントとなります。
この点、FITBOXであれば連続使用時間120分なので、まず心配ありません。
FITBOXの開箱から組立て完成までに60分かかった
まず、大きな段ボールを開け、すべての部品を取り出すのに20分ほどかかりました。
☝配達されたときの状態です。コンパクトに段ボールに収納されています。ただ、31kgあるのでかなり重いです。持ち手もないので、運ぶのに一苦労です。
☝段ボールの上部を開けたときの写真です。部品が詰まって収納されているため、上から順番に部品を取り出すことができません。また、重量があるので、両手で一気に中身を取り出すこともできませんでした。
私の場合は、段ボールの側面を切って、部品を1つずつ取り出しました。この作業がしんどかったです。
☝段ボールから部品をすべて取り出した写真です。この状態にするまでに20分かかりました。ご覧のとおり、部品の数は少ないので、組み立て自体は非常に簡単です。
☝やっと完成。
かなりゆっくり組立ての説明書を読み、丁寧に作業し、そして段ボール、梱包材や発泡スチロールのゴミを収集しながら組み立てたので40分ほどかかりました。
組み立て自体は非常に簡単でした(一番難しいのが、ステッカー貼りでした)。
FITBOXが段ボールに梱包された状態からスタートとして、FITBOXを使用できる状態に組立て、ゴミもキレイにまとめるといった全ての作業を含めて60分で完了しました。
純粋に、組立てのみの時間をカウントするなら20分くらいかと思います。
FITBOX LITEの評価ポイント
さて、実際にFITBOX LITEを使ってみた感想は下記のとおりです。
【プラスポイント】
○本当に静か(ほぼ無音)
○立漕ぎができる
○ほぼロードバイクと同じ姿勢になる
○連続使用時間が120分なので、使用時間を気にする必要がない
○サドル高さの調整がワンタッチ並みに楽(ネジ穴を探す必要がない)
○移動が楽(移動キャスターが付いている)
○サドルの角度調整が可能
○サドルの交換も可能
特に、立漕ぎができる点は大きなメリットかと思います。FITBOXの耐荷重は100kgとなりますので、立漕ぎをしたところで、ガタつくこともなく安定しています。
【マイナスポイント】
△対応身長185cmと書いてあるが、175cmの私でもサドル位置が低く感じる
△靴下を履いていても15分くらいで足が痛くなる(他のエアロバイクも同様)
△負荷が1番軽いものでもそれなりに負荷を感じる
△どうしても一定のスペースは必要(収納時も使用時も)
個人的に得にマイナスに感じる点は、身長175cmの私でさえ、FITBOXのサドル位置を一番高くしても、ロードバイクのサドル高さより低くなってしまうことです。あと2~3cmサドルを高くできれば、ちょうどロードバイクのサドル高さに合うと思います。
それから、他のエアロバイクでも同様ですが、15分以上運動する場合は、シューズを履くことをオススメします。靴下を履いていても、どうしても足が痛くなります。
FITBOX LITEは税込34,800円ですが、ジムの月会費3~4月分と思えば、チャレンジする価値は十分にあると思います。また、私のようにアップルウォッチなどをお持ちであれば、エアロバイク自体にワークアウト時間、カロリー、心拍数などの管理機能は不要であり、すべてアップルウォッチで管理できます(アップルウォッチの場合は、ワークアウトの「インドアバイク」で管理できます)ので、個人的にはシンプルな機能であるFITBOX LITEを購入して正解だったと感じています。
ちなみに私は、お風呂に入る前のエアロバイクが日課になっています。
少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。